よくわかる時事問題

更新日:2008年02月11日

どこまで進んだ?企業のメンタルヘルス対策

ビジネス 編集部 写真

患者が倍増するなど、深刻化するうつ病。職場でも、心の病に悩む社員が増え、メンタルヘルスケアは待ったなし!の時代です。そこで、企業のメンタルヘルス対策は、どの程度まで進んでいる?

文章:志田 玲子(All About「よくわかる時事問題」旧ガイド)
画像の代替テキスト
仕事上のストレスなどでうつ病になる人が増える中、メンタルヘルス・ケアは待ったなし!
6年で患者が倍増するなど、深刻化するうつ病。職場でも、心の病に悩む社員が増え、メンタルヘルスケアは待ったなし!の時代となっています。そこで、企業のメンタルヘルス対策は、どの程度まで進んでいる?

【CONTENTS】
■1ページ…… うつ病患者の急増で、大企業にはメンタルヘルスケアが浸透
■2ページ…… どんな取り組みが行われている? 一方、取り組みが進んでいない理由とは?
■3ページ…… メンタルヘルスケアにやさしい企業の斬新な取り組みとは?

うつ病患者は6年で倍増! 職場でも「心の病」が増加

近年、うつ病患者の数は、確実に増えています。福島県精神保健福祉センターが、「平成17年患者調査の概況(2005年)」(厚生労働省)を分析した結果では、1999年の44.1万人が 2005年には92.4万人と、6年間で倍増! また、職場でも、上場企業の61.5%が心の病をもつ社員が増えたと回答しており、この割合は、2002年→2006年の4年間で、約13%増加しています(「メンタルヘルスの取り組み」に関するアンケート調査結果(2006年)、社会経済生産性本部)。こうした実態を踏まえれば、職場でも心の健康管理が不可欠! そこで、企業が社員らのために取り組むメンタルヘルスケア(心の健康対策)の実態を、探ってみましょう。

規模の大きい企業ほど、メンタルヘルスケアが浸透

厚生労働省が5年に1度行う「労働者健康状況調査の概況」(平成14年版)によると、メンタルヘルスケアに取り組んでいる企業は、全体(約12,000社)の23.5%。およそ4社に1社の割合となっています。ただ、企業規模による格差が大きく、たとえば、
■従業員5,000人以上…… 88.9%
■300~999人…… 64.7%
■10~29人…… 20.2%

大きな企業ほど取り組んでいる割合が高く、5,000人以上では約9割に上るのに対し、10~29人では、わずか2割に留まっています。やはり、規模の小さい中小企業にとり、メンタルヘルスケア対策は、かなりハードルが高い模様……。

では、各企業は、具体的にどんな取り組みを行っている? → 次のページへ

(執筆者:志田 玲子)

1 2 3
  • 印刷する
  • ブックマークする
  • 携帯に送る
  • ブログに書く

あわせて読みたい

この記事の担当ガイド

写真

ビジネス 編集部

読者によりよいキャリア・仕事のヒントをお届けするために、日々、All About ビジネスの情報を編…

All About Good Answers Topics

回答募集中のトピック(お題)

回答できるものを探そう Good Anwsersトップへ
今なら最大10,000円の回答キャンペーン実施中!

メルマガ登録

【ビジネスメルマガ】転職・起業・ビジネス実務・スキルアップに関連する、厳選お役立ち情報をお届けします。

All About モバイル

QRコード

All Aboutがケータイで読める!

オススメ記事をメールでチェック