文章:鳥羽 賢(All About「世界のニュース・トレンド」旧ガイド)
インドの自動車メーカーである「タタ自動車」が、今年の夏にJDR(日本預託証券)として
東京証券取引所に上場することが決定しました。インド企業としては初の東証上場となるこの企業は、一体どういう会社なのでしょうか?
【CONTENTS】
躍進著しいインドの財閥系企業(1P目)世界最安値の自動車「ナノ」の発表(2P目)東証に上場する形式、JDRとは?(3P目)東証はJDRによって外国企業を呼び込みたい狙いがある(3P目)躍進著しいインドの財閥系企業
タタ自動車は正式名を「タタ・モーターズ・リミテッド」といい、インド最大の財閥である「タタ・グループ」のグループ企業です。タタ・グループ全体の売上高は、2007年度で289億USドル(約2兆9000億円)です。インドの同年の
GDPが日本円で約90兆円なので、なんとタタ・グループだけでインドのGDP全体の約3%を生み出しています。
タタ自動車は、最近数年の躍進に非常に目を見張るものがあります。2004年には、韓国第2位の自動車メーカーである大宇のトラック部門を買収して、タタ大宇商用車社を独立させて設立しました。
今年の3月には、経営不振に悩んでいたイギリスの高級車ブランド「ジャガー」と「ランドローバー」を、アメリカの自動車大手メーカー・フォードから230億ドル(約2兆3000億円)で買収しました。この買収から、タタ自動車の企業としての勢いが感じられるのは確かです。しかしジャガーやランドローバーのような高級車ブランドを、今後どこまで上手く販売していけるのか疑問視する声もあがっています。
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