文章:志田 玲子(All About「よくわかる時事問題」旧ガイド)
原油再高騰で、「オイルショック現象」は続く?
原油価格がついに100ドルの大台へ! 年明け1月2日のアメリカ・ニューヨーク商業取引所の原油先物相場は、昨年11月の史上最高値=1バレル99.29ドルを更新(アメリカ産標準油種WTIの中心限月2月物)。一時は、100ドルちょうどまで上がり、終値も12月31日比3.64ドル高い99.62ドルとなりました。直接的な要因は、産油国ナイジェリア(アフリカ)での治安悪化や、為替相場のドル急落ですが、背景には、昨年来続く投機資金の大量流入があります。振り返れば、昨年の原油相場は、1年間で70%以上も急騰。まさに、「オイルショック2007」の様相を呈しましたが、今年も上昇傾向が続きそうな気配……。
原油高の影響で、株価は大幅ダウン!
こうした原油急騰の影響は、株式市場にも飛び火! 同じ2日のニューヨーク株式市場は、大幅な株安となり、ダウ平均株価(工業株30種)は、昨年末より約221ドル安い1万3,043ドル96セントで、新年初の取引を終えました。こうなってくると、気になるのが、日本の株式相場への影響です。大発会=新年最初の取引が行われた1月4日の相場は、やはり全面安の展開! 昨年末の終値より約616円安い1万4,691円41銭で終え、昨年の最安値=1万4,837円66銭を割り込みました。バイオ燃料ブームを背景にした物価高に原油高、そして株安と、トリプルパンチの幕開けとなった2008年。巷の庶民としては、今年も、特売の活用など生活防衛策に知恵を振り絞る必要がありそうです。