よくわかる時事問題

更新日:2007年11月19日

疑惑の人物「守屋前次官」ってどんな人?

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接待の見返りに便宜を図った?と、疑惑の渦中にある守屋・防衛省前事務次官。国会の証人喚問では、衝撃の発言も飛び出しましたが、守屋氏とは一体、どんな経歴の持ち主? 今後の捜査は、どんな方向へ展開する?

「学歴コンプレックス」も何のその、官僚トップの座をゲット!

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守屋氏と山田洋行元専務は、20年以上の付き合い。長年の「馴れ合いもたれ合い」が疑惑に発展した?
写真提供:フリー画像素材EyesPic
守屋氏は宮城県で生まれた後、東北大学を卒業。サラリーマン経験を経てから旧防衛庁に入庁した「変わり種」です。東大出身者が幅を利かせる官庁の中で、東北大学出身という「傍流」のせいか、エリート街道をまっしぐら!とは行かず、「学歴コンプレックス」にも悩んでいた模様……。一方で、ざっくばらんで懐の深い人柄に、「頼りになる兄貴分」と魅かれる若い職員もかなりいたようです。

そんな守屋氏に転機が訪れたのは1998年。当時の防衛庁では、調達実施本部の幹部が、装備品納入企業から賄賂を受け取った事件が発覚。多くの幹部が辞める中で、守屋氏は官房長(※)へと大出世! そして、2003年にはついに、同庁の事務次官=国家公務員(一般職)の最高職の座をゲット! 官僚の頂点を極めたというわけです。
※ 財政・人事や機密など重要な事務を取り扱う大臣官房の長。

妻も子も……「エリート官僚」は家族ぐるみで「接待漬け」?!

こうして大きな職務権限(職務上行使できる権限)を握った「エリート官僚」には、旧防衛庁との取引を虎視眈々と狙う防衛関連企業から、熱い視線が注がれます。中でも、山田洋行元専務の接待攻勢は群を抜き、1ページで見た守屋氏自身への過剰接待に留まらず、妻をゴルフに伴ったり、家族向けに誕生日・入学祝いを送ったりと、氏の家族も含めて「接待漬け」だった模様……。
(永田町がおののく守屋問題の「先」、「読売ウイークリー」2007年11月11号を参考に執筆)

そう言えば1996年、旧厚生省の岡光序治・元事務次官が収賄(賄賂を受け取ること)で逮捕された際(その後有罪)、夫の地位に乗じる「おねだり妻」が話題となりましたが、今回も似たような構図か……。

ところで、今回の疑惑の「本丸」は、一体どこにある? 捜査は今後、どんな方向へ進む? → 次のページへ

(執筆者:志田 玲子)

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