文章:辻 雅之(All About「よくわかる政治」旧ガイド)
(2003.06.17)
1ページ目 【泥沼化するインドネシア・アチェ情勢】
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【アチェ情勢はなぜこんなに泥沼化した?】3ページ目
【どうなる「人工国家」インドネシア】【泥沼化するインドネシア・アチェ情勢】和平交渉決裂で国軍とゲリラの衝突が
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アチェでの軍事活動が本格化し、多数の住民が避難を余儀なくされたり、死傷するなど、混乱が続いています。
アチェとはスマトラ島最北部の地域。15世紀末くらいからこの地域には王国が栄え、19世紀後半のオランダによる侵略まで、独立を保ってきた地域です。
戦後は他のオランダ領と同様、インドネシアとして独立。しかし、アチェの独立への気運はおさまらず、「
自由アチェ運動(GAM)」のゲリラ活動と、それに対するインドネシア国軍の応戦によって、この地域は長年不安定な状態に置かれていました。
1970年代末からのGAMと国軍との闘争のの過程で、1万人以上の住民が死亡したといわれています。
2002年末にはいったん東京会議でGAMと政府との和平が成立したのですが、実際にはうまくいかず、今年(2003年)5月に東京で会議を開き、和平にむけた話し合いをしたのですが、GAMがあくまで独立放棄を認めなかったため、会議は決裂。
その直後、国軍による激しいGAM掃討作戦が展開され、多くの死傷者が出ているようなのです。
アチェとは、どのような地域なのでしょう。宗教はイスラム教。これはインドネシアの90%を占める宗教で、宗教的な少数派ではありません。それでもなぜ、アチェの人々は独立を求め、インドネシアはそれを強硬に拒んでいるのでしょうか。