よくわかる時事問題

更新日:2007年05月14日

「住民税」アップ!定率減税廃止と税源移譲

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2007年6月から住民税が上がりました。定率減税の廃止以外に、税源移譲でも住民税が引き上げられ、2重の「増税」が家計を直撃します。そこで、住民税はどうなる? 結局、今年の税負担はいくら増えるの?

文章:志田 玲子(All About「よくわかる時事問題」旧ガイド)
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6月の給与明細をまじまじと見つめると……住民税がアップ!
6月からいよいよ住民税がアップ! 定率減税の廃止以外に、税源移譲でも住民税が引き上げられ、2重の「増税」が家計を直撃します。そこで、住民税はどうなる? 結局、今年の税負担はいくら増えるの?

【CONTENTS】
■1ページ…… 定率減税廃止の影響は? 住民税が2重に上がる?!
■2ページ…… 「税源移譲」とは? 今年の税負担はいくら増える?

定率減税はそもそも、どんな減税だった? 廃止の影響は?

定率減税は1999年、アジア通貨危機や大手金融機関の破綻を背景に、景気対策として導入されました。当初は「恒久的減税=期限のない減税」として所得税を20%、住民税を15%引き下げる内容でしたが、2006年になると、「年金財源に充てる」ことを理由にそれぞれ半分の割合に縮小。2007年はついに全廃となります。この影響で、2007年の家計は2006年に引き続き、所得税・住民税の負担が前年より増え、総額1.65 兆円の所得減! これは、消費税に換算すると、1%近い引き上げに相当します(消費税は1%につき約2兆円の税収)。家計に打撃を与える以上、個人消費への影響は避けられない?

住民税とはどんな税金? 今年は2重の増税になる?!

サラリーマンの給与所得に対しては、国に支払う所得税と共に自治体に支払う住民税が課せられます。では、住民税とはどんな税金? 住民税は、自治体がその区域内に住所・事務所などをもつ個人・法人に対して課す税金で、以下で構成されます。
■道府県民税(東京都は都民税)+市町村民税(都は特別区民税)
■所得割(税額は所得によって変動)+均等割(税額は一律)

所得税も住民税も、通常は給与から源泉徴収(天引き)されますが、所得税については既に、今年1月の給与から定率減税の廃止が反映されています。一方、住民税への反映は6月から。6月以降、給与から差し引かれる住民税が増えることになります。

ところで、1月の給与から所得税の定率減税廃止が反映=増税されているなら、1月以降の給与はその分減るはず。でも、「手取り」は増えている……。昨年の給与明細と見比べて、不思議に感じる人も多いのではないですか? 実は、ある理由で1月から所得税が引き下げられたのです。何か別の減税制度が始まったの? いいえ、これは、所得税が引き下げられる一方で住民税が引き上げられる「税源移譲」が原因です。では、住民税は定率減税廃止と合わせ、2重に増税される?!

そこで、「税源移譲」で住民税はどうなる? 結局、今年の税負担はトータルでいくら増えるの? → 次のページへ

(執筆者:志田 玲子)

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