世界のニュース・トレンド

更新日:2007年02月01日

食べられますか?クローン食品

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アメリカのFDA(食品医薬品局)が、世界に先駆けて体細胞クローンによって誕生した動物の食品を、販売認可しようとしています。クローン食品は、普通の食品とどう違うのでしょうか?

文章:鳥羽 賢(All About「世界のニュース・トレンド」旧ガイド)
今から10年以上前の1996年に、体細胞クローン(以下「クローン」)によって誕生した羊のドリーがニュースになりました。そして今アメリカのFDA(食品医薬品局)が、世界に先駆けてクローンによる動物から製造された食品を販売認可しようとしています。

FDAは3月末までに消費者からの意見を聞いて、それを参考にして2007年内に販売の最終的な認可を出すつもりでいます。そして消費者が判断する材料として、クローン動物に関する多数の実験結果を公表しています。

クローン動物はすでに世界で数百頭誕生していると言われており、実験も何百回と行われています。今回ここに載せているFDA公表の実験は、いわばそのほんの一部ですが、多少なりとも参考になればと思います。

【CONTENTS】
クローンによって生まれた動物、何か違う?(1P目)
クローン動物肉の栄養価は?(2P目)
本当に流通するの?クローン食品(2P目)
クローン技術は食糧事情を改善させるか?(2P目)

クローンによって生まれた動物、何か違う?

まずはクローンによって誕生した動物が、普通の生殖で誕生した動物と違うのか確認した実験です。これはオス豚を使った実験で、クローンによって誕生した豚が4頭、そして普通に誕生した豚が比較のために3頭用意されました。

クローン動物と普通の動物との違いについては、本当にさまざまな実験がこれまで行われています。ここでは哺乳類の最も根源的な機能である、生殖機能についての実験結果を紹介します。今回の実験では、クローンのオス豚4頭と普通のオス豚3頭の精子を採取して、その内容を鑑定しています。

クローン豚4頭と普通豚3頭は別々の小屋で飼育され、精子を採取されました。そして精子は摂氏19度で保存され、それからその成分が鑑定されています。その結果は以下のようになりました。
<クローン豚の精子鑑定結果表>
クローン豚の精子検査結果表
最近は人間の精子数が減少しているという話も出ている。

このように、生殖機能面から見る限りはクローン豚が一般の豚と違う点は全くありません。では次に、食品としての栄養価の検査です。

→今度はクローン豚の肉が、普通の豚肉と同じ栄養素を含んでいるか実験が行われました。

(執筆者:鳥羽 賢)

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