「500年に一度」の暴風に耐えられるかどうか?
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| 特に高層マンションは暴風にも注意!? |
一方、耐風等級は1か2にランクづけされます。等級1なら500年に一度程度の暴風でも倒壊せず、50年に一度程度の暴風でも損傷しない程度。等級1ならその1.2倍の強度です。「500年に一度程度の暴風」というのは、東京郊外の高さ10mの場所で平均風速が秒速約35m、瞬間最大風速が同約50mで、1991年に宮古島で観測された暴風に相当するそうです。今のマンションは等級1が一般的になっているので、暴風で倒れる心配はまずないといえるでしょう。
地盤が液状化してもマンションは倒れないが…
このほか、地盤や基礎については「地盤(または杭)はどのくらい強いのか。それはどうやって調べたのか」「基礎の構造や形はどうなっているのか」といったことを表示します。ランクづけされるわけではありませんが、建物の強さを発揮するための前提となる重要な情報なのでしっかりチェックしておきましょう。
最近は湾岸沿いの埋め立て地にマンションが建てられるケースも少なくないので、「地震のときの液状化が心配」との声もよく聞かれます。でも、マンションの杭は「支持層」と呼ばれる強固な地層まで打ち込まれるので、表面の地盤が液状化してもマンションが倒壊することはないはずです。ただ、地中に埋められた水道やガスなどのライフラインが被災する可能性が高いので、そちらの防災対策のほうが重要かもしれません。
大地震でも地震保険がおりない!?
ところで、住宅性能表示制度の耐震等級は地震保険ともリンクしており、等級の高いマンションは保険料が割り引きになります。等級1(または1981年6月1日以降に新築されたマンション)は10%引き、等級2は20%引き、等級3は30%引きです。
ただし、地震保険で保険金が支払われるのは、「主要構造部が損害を受けた場合」に限られます。現行の耐震基準ではすべての建物が耐震等級1以上の耐震性能を備えていることになっており、震度7の大地震でも構造躯体が倒壊することはないという想定です。構造躯体が無傷でも、窓や玄関ドアがゆがんで開閉できなくなるケースはありますが、その場合でも地震保険が下りない場合があり得るということです。
地震保険では十分な補修費用を期待できない現状では、大地震による損害を最小限にとどめたいと思うなら、耐震等級3のマンションを買うか、免震工法や制震工法を採用したマンションを選ぶのが最善の策かもしれません。等級3のマンションはほとんど見かけませんが、免震工法や制震工法はこのところ増えてきているようです。
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| 【参考】住宅性能表示の中で、天災に耐えうる度合いを表す「構造の安定に関すること」で表示される内容 |
【シリーズ:性能のチェックポイント】
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