世界の安全保障を担うのは、192ヶ国中たった15ヶ国! ニッポンは……
 |
激動の10月、ニューヨークの国連本部で行われる「安保理」で議長を務めるのは、我がニッポン。これも因縁? 写真提供:下水道技術情報 |
1945年に発足した国連は、世界の平和と発展のために協力する国々が、国際社会で起こるさまざまな問題を話し合う国際的な組織。
言わば、加盟192ヶ国の組合のような存在なのデス。
その国連にある6つの主要機関のうち、安全保障を担当するのが「安保理」(安全保障理事会)。
全加盟国は、国際平和・安全の維持に関する責任を担う「安保理」が、加盟国に代わって行動することに同意しています(国連憲章第24条)。
つまり、「安保理」の決定は国連全体の総意っていうワケ!
じゃあ、「安保理」の協議は全加盟国で行うの? いいえ、「安保理」は15ヶ国で構成されます。その内訳は、
■常任理事国(5ヶ国)…… アメリカ、イギリス、中国、フランス、ロシア。任期はなし!
■非常任理事国(10ヶ国)…… 全加盟国で構成する総会が2年任期で選ぶ。ニッポンは今年末まで非常任理事国。
また、「安保理」の議長は各理事国が1ヶ月交代で務めますが、北朝鮮に対する制裁を決議した10月は、ニッポンが議長という巡り会わせに……。
「安保理」も既得権益の巣窟?! 常任理事国の地位は「蜜の味」?
加盟192ヶ国のうち、「安保理」には15ヶ国しか入っていないんダ。それに、非常任理事国は任期制なのに、常任理事国「5人組」は任期なしなんて、随分不公平だネ。
実は、「安保理」はカナリ不公平なしくみになっているのデス。「安保理」で重要な決議を通過させる場合、9ヶ国の賛成が必要となりますが、「5人組」のうち1ヶ国でも反対すると通過不能! あっ、それが「拒否権」っていう「5人組」=第2次大戦の旧戦勝国だけに認められた「特権」ネ。
ちなみに、「拒否権」をあからさまに行使したくない場合は、「棄権」「欠席」という別の手を使うことも……。
こうした「安保理」を改革しようゼ!の機運が高まったのは、2003年に勃発したイラク戦争がきっかけ。大量破壊兵器の拡散やテロなど国際社会にとっての「新たな脅威」に対し、安保理機能も強化しなきゃ!と、
■常任理事国を5→11ヶ国(ただし「拒否権」は現5ヶ国のみ)、非常任理事国を10→13ヶ国へ拡大<2004年国連「ハイレベル委員会」報告書>
などの機構改革案が示されています。
ニッポン政府も「念願の常任理事国入りができるカモ?!」と、大張り切り! でも、「5人組」は乗り気じゃないみたい……。
ヤッパリ、既得権益の「甘い汁」は自分たちだけで堪能していたい?
そう言えば、10月24日で国連は61回目のお誕生日を迎えるネ。加盟国の数が発足当初の51ヶ国から4倍近くに増えている上に、還暦も過ぎたことだし、そろそろ「旧戦勝国中心主義」から抜け出す時期に来ているんじゃない?
【関連サイト】
●All Aboutのサイト
・
北朝鮮の「核実験」って、どんな実験?(All About「よくわかる時事問題」)
・
マジかよ北朝鮮!次の発射Xデーは秒読み?(All About「よくわかる時事問題」)
●その他のサイト
・
Yahoo!ニュース- 国連・
国連広報センター【ニュースをいち早く知りたいアナタへ、トクトク情報!】
「よくわかる時事問題」サイトでは、「いつ、どんな新着記事が掲載されたの?」をいち早く知りたいアナタのために、ガイド記事の更新案内を月2回メールマガジン(購読無料)でお届け中! ぜひ登録してネ。登録はコチラをクリック→
ガイドメールマガジン登録