ビジネス 編集部
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よくわかる経済
更新日:2002年06月15日
「日本国の格下げ」「トリプルエー(AAA)は最高」とかいう「格付け」って何?格付け会社ってどんな会社?」などの疑問にお答えします。
【格付会社はどんな会社?】
格付けを行う専門機関は、民間企業で、「格付会社」と呼ばれます。アメリカのムーディーズやスタンダード アンド プアーズが有名です。日本でも、日本公社債研究所、日本格付研究所、格付投資情報センターがあります。
債券を発行して資金調達を行おうとする企業は、このような「格付会社」から格付けをしてもらいます。なぜ、企業は格付けが必要かというと、債券を買う投資家が格付けを参考にして債券を買うか買わないかをきめるので,格付けがないと債券が売れず、資金調達ができないからです。
「格付け会社」は、債券を発行して資金調達をしようとする企業から格付け料をもらいます。ですから、「格付会社は、企業から格付け料をもらうと、企業に甘く評価するのではないか?」という疑問も出てきます。
しかし、もし、格付け会社が債券発行企業に甘い評価をすれば、債券を購入する投資家は、その格付け会社を信用しなくなります。そうなると、債券発行企業としては、信用力のない格付け会社の格付けを獲得しても意味がありませんから、信用力のない格付け会社に格付けを頼まなくなり、その格付け会社はつぶれてしまいます。
このように、格付け会社は、短期的な利益を目的に甘い格付けを行うと、信用をなくしつぶれてしまうので、甘い格付けはせず、正しい格付けを行うように常に、市場からプレッシャーを受けています。
このように、格付会社は、誰かがその格付け内容をチェックするのではなく、市場に任せておけば一定の規律が保たれるのです。このような規律を市場規律といいます。
(執筆者:石川 秀樹)