文章:木村 勝己(All About「発明・アイデア商品・新技術」旧ガイド)
デジタルハイビジョン放送、次世代DVDやブロードバンドネットワークといった、高品位のコンテンツが提供されようとしている中、中核商品であるディスプレイへの大画面化、高画質化の期待は大きい。
当初、大型化が困難とされていた液晶は45インチタイプがシャープから商品化され、量産化、コストダウン、省電力化で先行している感がある。コンピューターメーカーDell社の新規参入もあり、低価格化がいっそう加速しそうで市場拡大が期待できる。
急がれる有機ELの長寿命化
大型化で有利とされていたPDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)も、技術的課題を解決しながら、韓国や台湾のメーカーを含め多くのメーカーから商品が出てきている。商品レベルでは現在この2方式が大型フラット・パネル・ディスプレイの2大勢力になっている。
近い将来には、自発光型の有機ELディスプレイの大型化に期待が寄せられている。視野角の問題もなく視認性に優れており、フレキシブルな薄型化も可能である。現在、如何に寿命を延ばすかが最大の課題といえる。
SEDディスプレイの出現
そのような中、強力なライバルが出現した。それはSED(サーフェース・コンダクション・エレクトロン・エミッター・ディスプレイ)(表面伝導型電子放出素子ディスプレイ)である。
キヤノンと東芝はSEDの開発、生産、販売会社を合併で設立し、2005年からSEDパネルの生産を開始、同時に50インチクラスのフラットテレビを発売すると、この10月に発表した。大型化の実現性ではプラズマと同等とされ、薄型化・省電力においてはプラズマを上回るという。
この大きな特徴は
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