マーケティング事例

更新日:2007年11月15日

ボジョレヌーボー解禁に隠された秘密とは?

今年もボジョレヌーボーの解禁の季節がやってきました。でも、なぜ解禁日があるか不思議に思ったことはありませんか?その解禁日の秘密を解き明かすと、意外なマーケティングの事実が浮かび上がりました・・・

今年もボジョレヌーボーの季節がやってきた!

ボジョレヌーボー
今年もボジョレヌーボーの解禁日がやってきた!
今年もいよいよこの時期がやってきました。そう、ワイン通でなくても、多くの人が一度は口にしたことのあるボジョレヌーボーの解禁日です。

ボジョレヌーボーとはフランス・ブルゴーニュ地方の南部、ボジョレで生産されるワインで、赤ワインであれば法律でガメ種に限定されているという由緒正しきワイン。ヌーボーとは“新しい”という意味ですから、このボジョレヌーボーはその年の8月に収穫された葡萄を醸造して作られる新しいワインなのです。

そしておよそ3カ月かけて作られた新ワイン“ボジョレヌーボー”が世にお披露目されるのが11月の第3木曜日。この解禁日は世界共通であり、毎年11月の第3木曜日には少しでも早くその年の新酒を口にしようと日付変更線に近い国から始まってほぼ一日中全世界の人々がこのボジョレヌーボーに酔いしれる狂想曲が繰り広げられることになります。

このボジョレヌーボーの解禁日制度は1967年にフランス政府によって11月15日と定められていました。ところが、フランスというお国柄か、11月15日が休日に当たった年は運送業者が休みを返上してボジョレヌーボーを届けるということがなく、解禁日に“モノ”がないという事態になったために、1985年に現在の11月の第3木曜に変更されたという逸話もあるくらいです。

このボジョレヌーボー、日本においては1980年代のバブル期に大ブームが巻き起こりましたが、バブル崩壊でブームは一旦下火に。その後、1998年の赤ワインブームで再びボジョレヌーボーが脚光を浴びるようになりました。

昨年のボジョレヌーボーの輸入実績を見てみると、国別で日本がダントツトップの1100万本。2位のドイツが320万本、3位のアメリカが280万本ですから、この数字を見てもいかに多くの日本人がボジョレヌーボーを飲んでいるかがわかります。

日本では世界でも早いうちに解禁日を迎えるためにお祭り騒ぎとなって各所でイベントが催されます。今年も昨年に続き、従来の赤ワインだけでなく、本場フランスでも人気が爆発しているロゼが登場するとあって、イベントが盛り上がることが期待されています。

それでは次ページではボジョレヌーボーにはなぜ解禁日があるのか?その秘密に迫ってみます!次ページへお進み下さい。
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安部 徹也

MBA Solution代表。講演や書籍執筆、メディア出演など多方面で活躍。主宰する『1日3分MBA…

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