マーケティング=売り込みではない
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| 売り込まずに売る!お客の行列ができる会社には多くのファンがついている。 |
今回「日本メガネ党」のプロモーションで特筆すべきことがもう一点ある。それは企業のプロモーション活動にもかかわらず売り込み色がないということだ。マーケティングとは自社製品の売り込みと勘違いしている人も多いかもしれないが、実はマーケティングとは全く逆の概念。つまりマーケティングとは売り込みをしないことなのだ。このようなマーケティングの考え方について、マネジメントの父とも称される故ドラッカー氏は次のようなことを述べている。
“Marketing is to make selling unnecessary.”(マーケティングは売り込みを不要にするものだ。)このドラッカー氏の言葉に基づけば、マーケティングとは自社商品を顧客に売り込むことではなく、顧客との信頼関係を築いて自然に売れる仕組みを築いていくプロセスと言うことができるだろう。
そのために重要になってくるのが価格以上の価値を提供し続ける企業の姿勢。どれだけ顧客のためを思い、役に立つものを世に送り出す努力を一生懸命しているかという企業の姿勢を見て、顧客は共感を覚えファンになっていく。
芸能人のファンを見れば一目瞭然だが、ファンというものはお願いしなくても自ら商品を購入して応援したくなるもの。ファンの部屋には所狭しと芸能人グッズが溢れているはずだ。それは当人が売り込んで買ってもらったものではなく、自発的にファンが購入したものだ。このように『ファン客を育成して売り込まなくても売れる仕組みを作ること』、その域に達するのがマーケティングの究極の目的になる。
今回のメガネストアのマーケティング戦略は将来顧客になりうる人達と「日本メガネ党」という擬似政党を共に楽しみ、メガネへの愛着を深めてもらうというコンセプト。この活動を通して顧客との間に共感が生まれ、信頼を獲得した時、今回のマーケティングは成功したと言うことができるのではないだろうか。
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