住宅ローンの金利は入居時に決まるのが一般的
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| 今すぐマンションを買っても、今の低金利でローンが借りられるとは限らない |
景気の回復に伴い、住宅ローン金利がじわじわと上昇してきました。マンションの購入を検討している人のなかには、「なるべく早めに買って住宅ローンを借りたほうがトクなのでは?」と考えている人も少なくないでしょう。たしかに、しばらく金利の上昇傾向が続くとすれば、金利の低いうちに借りたほうが返済負担は軽くなります。
ただ、問題は「マンションを今買っても、住宅ローンの金利が何%になるか分からない」ということです。なぜならほとんどの住宅ローンの金利はローンが実行される時点、つまり新居に入居する時点で決まるからです。
未完成マンションの場合、購入を申し込んでから抽選などをへて1カ月後くらいに売買契約となり、ほぼ同時に住宅ローンも申し込みます。しかし、その時点での金利はあくまで仮のもので、実際には建物が完成して引き渡されるまで金利が確定しません。大規模なマンションでは売買契約から入居まで、1~2年程度かかることも珍しくないのです。もしその間に金利が上がっていると、当初考えていたより返済負担が重くなってしまいます。
これから金利が1%程度上がってもおかしくない!?
「そうはいっても、1~2年でそれほど金利が変わらないのでは?」と油断するのは禁物です。金利の動きを予測するのは難しく、急に上がったり下がったりすることもあります。例えば長期固定金利であるフラット35の最近の金利の動きを見ると、昨年7月に2.63%まで下がったあと反転し、10カ月後の今年5月には3.23%と0.6%アップしたのです。
この間、今年3月に日銀が量的金融緩和を解除するなど、金利先高感が広まって長期金利が上昇傾向となりました。その後、日銀がゼロ金利を解除した7月以降は思ったほど金利が上がらず、9月には逆に下落しています。とはいえ、今後は景気の回復基調が続き、金利もしばらくは上昇基調となるという予測もあります。今後1~2年で金利が今より1%前後上昇する可能性もなくはないでしょう。
金利1%アップで負担が730万円も増える
もし金利が今より1%高くなっていたら、どのくらい返済額が増えるのでしょうか。3000万円を35年返済で借りた場合で比較すると、金利3%から4%にアップすると毎月返済額が1万7000円以上高くなります。35年間のトータルでは730万円近くも負担が増えるのです。たかが1%と軽く考えていると痛い目にあってしまいます。
金利上昇に備える方法については次ページで。