文章:木村 勝己(All About「発明・アイデア商品・新技術」旧ガイド)
世の中にはユニークな発明品がなんと多いことだろう。思わず微笑んでしまうもの、感心させられるものと、見るだけでも楽しいものだ。このアイデアは、チョットの工夫で大きな経費削減をもたらした。一見ジョークのようだがまじめに取り組んだ結果なのである。
《ハエつきトイレ》テレビのクイズ番組で紹介されていたので、ご存知の方も多いかも知れない。これはオランダのスキポール国際空港での問題から生まれたアイデアである。
ヨーロッパのハブ空港的存在であった、スキポール国際空港の設備は充実しており、観光客をはじめ多くの乗降客の利便性を大切にしていた。トイレの数も多く清掃美化にも力を入れていたのである。
それに比例して、空港の管理者は運営費用の高騰に悩んでいた。当然経費節減を検討することとなったのである。これにはまずは現状調査である。この調査の中で清掃管理の責任者から一つの提案があった。男子用トイレの汚れの改善に関してである。
男子用トイレでマナーの悪い人がいると、足元に尿が飛散してくるのだ。当然次の人は離れた位置から排尿することとなる。これは汚れの範囲が広がる方向となり、清掃作業の負担が増す結果となっていたのだ。
そこで対策委員会を作り、関連業者を含めアイデアを募ったところ、オランダ王室御用達陶器メーカーのデザイナー・ベリング氏が面白いアイデアを提案した。それは次のような内容だ!