上場企業を中心に営業、交渉などの研修講師として活躍。受講者数3万人。「5分で売れる! 営業ノウハウ」…
営業の提案書作成のコツ
更新日:2007年05月30日
売れている人は、どんな提案書を書いているのでしょう?その答えは、なんと、書いていない!?提案書を書かずに売る秘密とメリットをご案内します。
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| 提案書不要の営業スタイルって? |
私が新人の頃のこと。「トップ営業マンって、どんなすごい提案書を書いているんだろう?」と気になって、彼らに接触してみたことがあります。
すると意外にも、売れている人ほど提案書はシンプル。……拍子抜けしました。特に、伝説の営業マンと呼ばれた人にいたっては、提案書をほとんど書いていませんでした。それどころか、「営業は、提案書なんて必要ないんだ。俺は手ぶらで○千万円決めたで~」と『手ぶら営業』を豪語していたのです。
提案書を書かないで売る!それも高額。もちろん、提案書なしで売っていても、内容は、「提案営業」なのです。一体どういうことなのでしょうか。私は、提案書を書かなくても売れてる営業マンと、提案書ばかり書いている売れてない営業マンを比べてみました。すると、売れない営業マンには2つの問題点があったのです。
売れてない営業マンは、お客様へ訪問しても、有効な質問ができません。情報収集もそこそこに、「では、今の話を元にさっそく提案書にまとめてきます」と帰ってしまう。お客様に踏み込んだ質問をするのが怖いと感じてしまっているのかも知れません。
ですから、浅くて少ない情報しか手に入らない。つまりお客様の現状に対する認識が浅く、課題の絞込みもできぬままに提案書を作ることになります。
正しく、具体的な現状認識ができてなければ、提案の説得力も低い。そのため、解説や参考資料を多く必要とします。結果的にページ数を増やさないといけないため提案書作成に時間がかかってしまいます。
先方担当者に商品を気に入ってもらえて見込み数字に数えていたのに、お客様の社内稟議で却下されたのです。
見込み数字の消滅も売れてない営業によくあります。これらの原因が全てここにあるわけではありませんが、先方のキーマンを押さえていなかったのです。この商談において、影響力を持つのは誰か、決定権を持つのは誰かを、全くイメージしていない場合すらあります。