文章:君塚 由佳(All About「話す技術・伝える技術」旧ガイド)
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| 大勢の聴衆でなくても、人の前に立つということは緊張しますし、うまく話すのは大変ですよね |
最近、人前で話す機会が増えていませんか? 朝の朝礼で一分間スピーチを導入している企業も多いようですし、営業職の人は多数の顧客を前にプレゼンをすることも多いでしょう。友人の結婚式で「友人代表でスピーチを頼むよ! 」と言われる事もボチボチあったり。
そういった場に挑むために、しっかり原稿を用意する人は多いかもしれません。ところが「今日は、こういう話をしよう! 」と思って張り切って行っても、実際にそれでうまくいくことは少ないようです。その原因には何だと思いますか?
メモを見ないで話すことだけしか伝わらない
春先にはテレビ画面に初々しい新人アナウンサーが登場します。「私は新人です」と自己紹介していなくても、すぐにわかります。アナウンサーの新人とベテランの一番の差はどこでしょうか。あなたが人前でスピーチをするときの参考になるかもしれません。
慣れていない新人アナウンサーは、必ず頻繁に下を向きます。それは立っていても座っていても、です。手元のメモや原稿を見ているときもあるし、「えっと、この次の話題は何だっけ」と考えているからこそどうしても視線が下がってしまいます。現実問題として、手元のメモを読み上げながらアナウンスするわけにはいかないので視線が下に向かうのは一瞬です。ですからメモを見ることはできないのですし、必死で思い出そうと記憶を巡らせても、たどたどしくなるだけでうまくいかないのですが、それでも目線をしっかりカメラに向けることができません。つまり、視聴者と目を合わせることがなかなかできなくなります。
今日テレビをご覧になったときにチェックしてみてください。ベテラン、もしくは経験は浅くても上手なアナウンサーは絶対に目線が下がりません。進行チェックで一瞬手元の資料を確認することはあっても、話をするときにはきっちりと視聴者と目を合わせます。
なぜなら、メモを見ながら話をすると、気持ちがメモの方に行ってしまって
説得力が消えうせてしますからです。
聞くほうの側からすると、メモを見ながら話していることは、耳にも心にも全く残らないのです。相手の心に残るのは、メモを見ないで語った部分だけなのです。
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