文章:立川 亜美(All About「話す技術・伝える技術」旧ガイド)
アメリカの大統領選、民主党のクリントン候補とオバマ候補の接戦は毎日のようにニュースで目にします。大きな差をつけられていたオバマ候補が、どんどん勢いをつけてきた要因は彼のスピーチの旨さだったとか。確かに映像からも彼の熱意が伝わってきます。かといって彼のように人を惹き付けられる話し方は、なかなか出来るものでもありませんよね。
前回行ったアンケート「話すことの悩みは何ですか?」の結果でも「人前で話すのは緊張する」が最高点で、同じ悩みの方は多いようです。そこで、今回は人前で話すときのポイントをご紹介しましょう
緊張するのはあたりまえ!
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| なぜ人前で緊張してしまうのでしょう。普段の会話とは違う要素がたくさんあるからです。 |
日常の会話だと大丈夫なのに、人前だとあがってしまい頭が真っ白になるという人が多いですね。また、人前はもちろん普段から話すのがあまり得意ではないという人もいらっしゃるでしょう。
数人または多数の視線や期待が、自分ひとりに注がれていると感じると、どんな人でも緊張します。適度な緊張を保ちながら、人前で思っていることをスムーズに話せるようになるコツがあるのです。
「リハーサル」で緊張を解消!
人前では普段よりも「話す」という行為のほかに意識しなければならないことが多くなります。そのため「話す」ことだけで精一杯という人は余裕がなく焦ってしまうのです。
プロの喋り手が人前で話すときには必ずリハーサルをします。台本を事前にチェックして全体の流れをつかみ、さらに何度かリハーサルを繰り返します。このように本番を迎える前に何度もリハーサルすることをお勧めします。何度かリハーサルをしておくと話す内容が頭に入り、原稿を見なくても話が出来るようになってきます。そして、話しながら他のことも出来るようになります。
イメージを膨らませて聴衆がいるように何度もリハーサルをしてみてください。
とっさの時は「流れ」を読む
事前に資料や原稿を作成して万全の準備で本番に臨んでも、途中で真っ白になってしまうこともありますよね。手元に原稿があるにもかかわらず、突然次の言葉が見つからなくなった! ということも……。
こうなってしまうのは、一字一句、原稿どおりに話さなければと考えてしまうから。まず、今回の話の流れ、筋道、構成をしっかりと頭に入れておきましょう。
事前に原稿を作っているので、それにこだわっていることもあります。途中でわからなくなってしまったときは、全体の流れや構成を思い出せると次の内容がわかります。多少、用意した原稿と言葉が変わっても大丈夫。原稿とは別の用紙に、全体の流れや構成を書いて持っていると、次の段取りはどうだったかなと進められ、とっさのときでも焦らないでいられるでしょう。
では本番で気をつけることは何でしょうか?
次のページでご紹介しましょう。