営業のノウハウ/営業の商談・ヒアリング

落ち着いた人に見せる営業トークのコツ

「もっと落ち着いて見られたい」と思っている営業マンは多いものです。相手に軽んじられない存在になるための、話し方のコツをお伝えします。

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド

「焦っている」印象をなくす

焦っている様子は、お客さんから信頼されにくい

焦っている様子は、お客さんから信頼されにくい

「営業先で若っちょろく見られがちなので、なんとかしたい」というお悩みをお持ちのAさん。確かになんとなく、頼りなさげな印象があります。私が彼にしたアドバイスをベースにして、営業マンが「落ち着いた印象」を演出する方策をいくつかご紹介したいと思います。

「落ち着いている」の反対の意味は何でしょうか?「浮き足立っている」「焦っている」などが近いでしょうね。まずは、目指すところと対極のイメージに近いものを取り除くのが先決です。では、「焦っている」という印象をあたえる動作やしぐさには、どんなものがあるでしょう?

例えば、

  • 目がキョロキョロと泳いでいる
  • 不安な表情をしている
  • 「え~と」が多い

などは、典型例でしょう。こういった動作をしているとしたら、なくす努力をしましょう。

ゆっくり話してみる

目指すイメージの対極のものを反面教師とするのもよいですが、正攻法としてそれに近いものを真似る方もあります。「落ち着きのある印象」をもった人は、ブラウン管の向こうにゴロゴロといます。

例えば、俳優・菅原文太さんの演技はどっしりとしていて、非常に重厚感があります。まさに「落ち着いている」という印象の最たる例ではないでしょうか? 彼の演技の中では、キャラクターの一言一言に、重みが生まれます。その理由の一部として、「スピード」と「間」があるでしょう。ゆっくりと話しながら、間を大きくとる。そうすることで、言葉が浮き出てくるのです。落ち着きを演出するに当たって、彼から学べることは多いはずです。
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