文章:宇都出 雅巳(All About「コーチング・マネジメント」旧ガイド)
コーチングは特殊な技能ではなく、だれでもできるようになります。しかし、「コーチングできるようになった」という段階が、実はコーチング上達の落とし穴にもなるのです。前回に引き続き、コーチング上達の秘訣をご紹介します。
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コーチング上達の秘訣(前編)
《CONTENTS》
●「頭でわかる」から「実際にできる」とは限らない(1P目)●「意識しなくてできる」=「できないことを知らない」?(1P目)●そもそも、コーチングを学び始めた目的は?(2P目)●もう一度、基本に戻ってみましょう(2P目)
「頭でわかる」から「実際にできる」とは限らない
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| 「コーチングがわかった!」というのが実は落とし穴なのです |
前回は人が何かを学ぶときに通過する「学習の4段階」を紹介しました。
第1段階:できないことを知らない
第2段階;できないことを知っている
第3段階:意識してできる
第4段階:意識しなくてできる
コーチングという新しいコミュニケーションスタイルを知って、「できない」「難しい」と思った人、つまり第1段階から第2段階に進んだ人が、さらに上の第3段階、第4段階に進むために必要なのは、何だったでしょう?
そう、
「実践」です。
当たり前のことですが、これがなかなかできません。なぜなら、実践すると必ず「失敗」がついてくるからです。ある人は自分が「できないこと」を棚上げにして、「コーチングは使えない」と第1段階に戻ってしまいますます。また、ある人は「どうやったらできるだろう?」と勉強することで実践を避けて、ずっと第2段階にとどまり続けます。
もちろん、学んで「頭でわかる」ことも大事ですが、「頭でわかる」から「実際にできる」とは限りません。とにかく、失敗を恐れず「実践」を続けていってください。そうすれば、必ず第3段階、第4段階にたどりつきます。
「意識しなくてできる」=「できないことを知らない」?
さて、実践を繰り返し、失敗を乗り越えて、「意識してできる」第3段階、さらには「意識しなくてできる」第4段階に到達したら終わりでしょうか?
実はそこが新たな始まりであり、一流になる人とそれ以下で終わる人を分ける分岐点なのです。なぜなら、
「意識しなくてできる」第4段階は「できないことを知らない」第1段階でもあるからです。
ちょっとあなたの周りの部下、同僚、上司を見回してみてください。確かにある程度はできるけれども、そこそこでとどまっている人はいませんか? ある成功体験にしがみついて、そこから成長が止まっている人、「自分はこの分野のことはわかった、極めた」と公言しているような人です。もしかして、それはあなた自身かもしれません。
この
「わかった(つもり)」「極めた(つもり)」が大きな落とし穴なのです。「意識しなくてできる」第4段階に到達して、そこが実は新たな「できないことを知らない」第1段階だと気づくこと、そして第2段階「できないことを知っている」にジャンプすることが、コーチングのさらなる上達には必要不可欠です。
それでは、この第4段階から新たな第一段階、第2段階へのジャンプには何が必要なのでしょう?
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