文章:志田 玲子(All About「よくわかる時事問題」旧ガイド)
「辞職勧告」にひたすら陳謝
衆院選への不出馬を決めた宮崎県・東国原知事に、批判の嵐! 宮崎県議会は7月23日、国政転進を断念した東国原知事に対し、一連の騒動について説明を求めるため、全員協議会を開催しました。出席した知事は、「地方分権を訴えたかった」と言い訳しつつ、「多大の迷惑や心配をおかけし、深くおわびする」。その上で、「初心を取り戻し、全身全霊で職責をまっとうしたい」と、決意を語りました。しかし、県議からは、「有権者を冒とくした!」「職を辞して、県民の信を問うべきだ!」と、非難轟々の嵐。2時間半に及んだ会議は、まさに針のむしろ……。
国政転進絡みで、問題発言が続々
同協議会では特に、知事の過去の発言が問題視されました。たとえば、「(知事選のマニフェストは)8割くらい達成済み。(任期満了まで)宮崎でぷらーっとしていた方が楽なんだが…」(6月26日)。自民党から国政進出を持ちかけられなかったら、マニフェスト達成後は、ぷらーっと過ごすつもりだった? また、7月1日には、「僕がいく党は負けない、負けさせない! (宮崎県は)私の考えを継承できる方にお願いする。次の知事はかいらい政権ですね」。知事は本来、前任者でなく県民が選ぶものではないの? 2007年1月の当選後、高い支持率を誇ってきた知事ですが、今回の国政転進騒動で、その信頼は大きく失墜。8割が衆院選出馬に反対と答えた世論調査(共同通信社)の声が、今後知事への失望感に転身する可能性も否めず、東国原県政はまさに、岐路に立たされていると言えそうです。
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