キャリアプラン/キャリアプラン事例

佐々木かをり社長のスーパー手帳術(2ページ目)

有名女性起業家・佐々木かをり社長は、2社の社長を兼務しながら、2人の子供を育てるスーパー・ワーキングマザー。彼女の手帳術を支えているのが、10年愛用しているフランス製「手帳」だ!

執筆者:角田 正隆

時間を「ブロック」として考える

ミリオネーゼの手帳術』ガイドの周囲にも佐々木さんの手帳術の影響を受けた人が多い 佐々木かをりの時間管理術講座

まず、佐々木さんのキャリアを紹介しながら、その手帳術が生まれた背景を説明したい。

彼女のキャリアは「かけもち」の連続だったといえる。高校卒業後、「英語が公用語」とされる上智大学外国語学部比較文化学科(現・比較文化学部)に入学。帰国子女でも留学経験もなかった彼女は、1年間、語学専門学校に通いながら大学に出ていた。しかも、学費は全部自分で稼ぐと決め、バイト先に15分単位の時給計算を頼み、授業のあい間をアルバイトに充てた。

佐々木:「上智大学は時間割がとても複雑でした。毎日のスケジュールが一定せず、とても覚えきれません。しかも、学校の授業以外にも個人的な関心から、フランス語や中国語の講座も受けていました(笑)。それでも、15分でもアルバイトをたくさん入れたいと思っていたのです。おかげで時間を“ブロック”で考える習慣が身に付きました」

オフィス出発~アポ~オフィス帰社まで
その時間の概念は、手帳術にも色濃く反映されている。例えば、待ち合わせの予定が入ると「13:00 鈴木 ハチ公前」と手帳に書く人が多いだろう。これは、佐々木さんに言わせれば「点」の考え方でしかない。「点ではなく面で考える」のが佐々木流であり、上記のような予定は、手帳に右図のように書かれる。


週間予定表
「週間予定表」 拡大写真
つまり、前後の移動時間と打ち合わせの時間を“ブロック”のように手帳に書き表し、視覚的に自分のスケジュールを把握できるようにしている。だから、手帳は時間の目盛があるタイプで、横書きのメモが他の時間帯にはみ出さないように時間軸がタテ型のものを選んだ。


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