ガイドは取材時「ペン型ICレコーダー」で、インタビューを録音しています。多くのライターはICレコーダーよりも、信頼性の高いカセットテープやMDを愛用していると聞きます。ICレコーダー派も、長時間の取材に耐えられるよう、大容量で大きめの機械を使います。そのため、多くの取材を受ける南部さんも、小型ICレコーダーは初めて見たようです。
「この小ささで鮮明な音が記録できるのですか?」と南部さん。「音質は?」「何時間ぐらい録音できるの?」など、次々と“逆質問”を投げかけてきます。「自分の話した内容を、気軽に録音できると便利だね」と話題が弾みました。こちらも「最近は携帯電話に組み込む例もあるようです」などと応じ、ついつい話が広がってしまうから不思議です。
些細なことかもしれませんが、ボイスレコーダーにまで興味・関心を示す経営者には、なかなかお目にかかりません。それだけ南部さんが柔軟な好奇心を持っているということです。
主婦の再就職を応援したい
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人材派遣という新しい雇用形態のアイデアも、始まりは「好奇心」からでした。
学生時代の南部さんは「大阪スタディ学院」という、子供たちの情操教育を目的とする私塾を運営していました。そこで人材派遣ビジネスのヒントを得たのです。
「塾を運営していたとき、子供たちのお母さんとお話する機会がありました。すると多くのお母さん方が、十分な教育を受けていて、何年かの就業経験がありました。ところが子供も大きくなり、社会復帰したくなっても、終身雇用の壁に阻まれ、なかなかいい職場が見つからないと言うのです。タイピングや貿易事務といったスキルがあっても、現実は近所のパートぐらいしか仕事がなかったのです」
>主婦の現状を知った南部さんは立ち上がった!