キャリアプラン/キャリアプランの書き方

逆算から考えるキャリアプランニング

自分のやりたいこと、なりたい姿が明らかになっている場合、どのようにプランニングをしていったらよいのか。今を起点にする考え方もあるが、より成功可能性、実現可能性が高まるのは、「逆算する考え方」だ。

執筆者:牧田 幸裕


たりないものを身につける2つの出発点

GAPを埋める計画立案の方法は?
やりたいことと今の自分がわかっていれば、次に行っていくのはGAPを埋める計画をたてること
自分のやりたいこと、ありたい姿がはっきりとして、今の自分の現状を客観的に把握できているならば、次に行っていくのは、記事「キャリアプランニング、最初の一歩」でお話をしたとおり、「GAPを埋める計画を立てること」です。言い換えると、やりたいことを実現するためにたりないものを身につけていく方法や順番を考えるということ。

「GAPを埋める計画を立てる」には、大きく分けて二つの方法があります。1つ目は、「今の自分」を起点にして考える方法です。2つ目は、「やりたいこと」から逆算して計画を立てる方法です。

1つ目の「今の自分」を起点にして考えるやり方は、例えば将来税理士になりたいという夢を持っているとして、「まず最初に簿記3級を勉強しよう、その後、所得税法を勉強しよう」と現在を起点に今後の計画を立てることです。または、「簿記の参考書を買ってきたので、毎日5ページずつ勉強しよう」とスタート地点からゴールに向かって計画する考え方です。

2つ目の「やりたいこと」から逆算する方法は、例えば広告業界に転職したいと考えているのであれば、マーケティングの知識を身につける、企画・プレゼンの知識を身につける、メディアの知識、クリエイティブ・コンテンツの知識を身につけるなど、まずは必要なスキルの全体像を把握して、その上で「では、いつまでにどうやって身につけるのか」と計画を立てるという考え方です。

では、どちらの方法が「やりたいこと」の実現可能性が高いのか、次ページで、答えを紹介します。
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