自信を持って「NO」と言え
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| ▲『Eファイナンスの挑戦』 |
その大物の片鱗は、新人時代にその一端を見せていた。
『(新人時代から自分の意見を主張して)先輩諸氏からは「生意気だ」と反感を買っていたかもしれませんし、まだ若かったので間違ったこともあったかもしれません。それでも、僕は自分の主義、主張、立場を常に明確にしてきました。』(
同上)
猛者ぞろいの野村證券の中で、新人北尾氏は動じなかったのだ。
日本有数のカリスマ経営者、孫正義社長に対しても、言うべきことは言う北尾氏の姿勢は変わらない。
『CEOが間違ったことをしていると思ったら、それを止めるのがCFOの役目なのです。ソフトバンクの場合、孫社長は頭の切れる経営者ですから、止める方も生半可な知識と胆力では止めることはできません。』(
同上)
これもまた伝聞で恐縮だが、孫社長の近くで仕事をしたことがある人に話を聞くと、孫氏が一度「これだ!」と決めてからの、スピードとパワーは圧倒的だという。それは、Yahoo!BBやおとくラインの件からも明らかだろう。
それを止めにかかろうというのだから、北尾氏の胆力も生半可ではないのだ。それは、精神と技術両面から、長年徹底的に自分を鍛えてきたという強固な基盤があるからなせる業。とにかく何でもいいと思う。徹底的にやり込むことで、それが自信に繋がるのである。
全日本国民の注目が集る
「ライブドア vs フジテレビ」。人間同士のぶつかり合いという面から、本コーナーでも取り上げてゆきたい。
北尾 吉孝氏 プロフィール
1951年兵庫県生まれ。74年慶大卒、同年野村證券。78年ケンブリッジ大卒。ニューヨーク拠点、事業法人部などを経て、95年ソフトバンク常務。99年ソフトバンク・ファイナンス代表取締役CEO。著書に「『価値創造』の経営」(東洋経済新報社)、「人物をつくる 真の経営者に求められるもの」(PHP研究所)など。
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