長期優良住宅・長く暮らせる家

更新日:2003年12月22日

あなたの家はダイジョウブ? ビー玉の転がる家!?

基礎の設計をおろそかにすると不同沈下などによって家が傾く恐れがあります。それを防ぐにはまず、地盤調査が必要。もし、手に入れた土地が軟弱地盤だったら、どうすれば長く暮らせる家は建てられるのでしょうか。



床に置いたビー玉がいっせいに一定方向に向かって転がっていく、もし、そうだとすれば床が水平でない、つまり、家が傾いていると考えられます。原因は、基礎と地盤に問題があるのに正しい対策をとらずに家を建てたから。そうならないためには、家づくりの最初にしっかりと地盤調査をする必要があります。ここでは、地盤調査の必要性と、その結果を受けての対応策についてみていきましょう。

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◆地盤調査は地震に強い家をつくる第一歩

地盤調査がなぜ必要なのか、それはズバリ地震に負けない家をつくるためです。土地を買って新築したり、家を建て替えるときは、まず、その土地の特性を知ることが重要です。地盤を調べ、それに合った基礎補強をしたり、地盤改良をすることが必要なのです。

現在、一戸建てを建てるにあたって一般的に行われているのは、「スウェーデン式サウンディング調査」といわれるもの。先端がスクリュー状になった鉄の棒を荷重を加えながら地中に差し込んでいき、土地の強度をはかります。通常、ひとつの敷地で3~5箇所調査して、地盤の強度を判断します。

◆意外に安い? 地盤調査にかかる費用

ところで地盤調査にはどのくらいの費用がかかるのでしょう。これはなんと、わずか3万~6万円程度なのです。ただし地盤調査は家の設計前にすること。調査結果によって、もし軟弱地盤だということがわかったら、その対策に数百万円というお金がかかることもあるからです。また、購入する土地の候補が複数ある場合も、調査したほうがよいでしょう。土地の価格が安いからといって飛びつくと、後で地盤改良に費用がかかり、予算オーバーになってしまうこともあるわけです。

家を建てる場合は必ず、住宅メーカーや工務店を通じて、地盤調査専門の会社に地盤調査をしてもらいましょう。もし、地盤調査をしないで家づくりをすすめようとしたり、地盤調査は不要だという会社は要注意です。信頼のできる会社なら、早い段階で地盤調査を実施するはずです。間取りやプランがすっかり決まってから数百万円のお金を別途用意するのは大変ですから、家を建てるときは、間取りを考えるより先に地盤調査をし、その上で、計画をすすめていくのが正しい順序なのです。

また、「ウチは建て替えだから大丈夫!」だと思っていませんか? 建て替えでも地盤調査は必要です。なぜなら、今建っている家がきちんとした地盤調査の結果に基づいたうえで、適切な対策をとったものかどうか不明だからです。

それでは、もし、地盤調査をせずに、適切な対策もとらないで家を建てたらどうなるか? それについては、次のページで説明しましょう。
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大塚 有美

住宅雑誌のベテラン編集者が、住み手の目線から長く暮らせる家を探求します。

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