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できる子は休日に作られる!

夏休みもいよいよラストスパート。新学期に向けて、この夏最後のお楽しみは、子どもたちを「できる子」にする遊びをしながら、半日~1日でできる自由研究にもチャレンジしてみましょう!

執筆者:別当 律子

”できる子”を作る秘密は休日にあった!

夏休みだけに限らず、週末、親子で楽しく遊ぶヒントも満載!長かった夏休みもいよいよラストスパート。この夏、親子で素敵な思い出作りはできたでしょうか? 休日ですもの、親子で楽しく過ごせればそれでよし! としたいところですが、そこは子どもに期待する親心。遊びを通じて”できる子”になってくれればさらに嬉しいですよね! 

そこで『のびのび子育て こんなお母さんなら大丈夫! ~クレヨンしんちゃん親子学II~』(双葉社)といった著書でも知られる汐見稔幸教授が監修を務めた、”できる子”を育てる50の遊びのヒントを満載した『できる子は休日に作られる』(アスコム)の内容から、子どもをできる子にするためのオススメ親子遊びをご紹介します。自由研究の完成も兼ねて、また、秋の3連休に、親子でチャレンジしてみて下さい。

自由研究にも活用できる! できる子を作る遊びのヒント

◆近所で昆虫採集
カブトムシやクワガタだけが昆虫じゃない!『昆虫採集』と聞けば、どうしてもカブトムシやクワガタなど、いかに珍しい昆虫を集めるかや、数で勝負!となりがちです。
でも本の中で汐見教授は「どこにでもいる虫を追いかけて採る体験こそが、本物の観察力を育てる」と指摘しています。

例えば学校の校庭開放の時に昆虫採集をし、「学校の中で生活する昆虫たち」という標本を作ったり、見つけた昆虫の写真を撮り、場所を記録して「学校内昆虫分布マップ」などを作れば、今から間に合う立派な自由研究にもなりますよ!

◆デジカメで撮る
デジカメのファインダーの向こうには、目では見られない世界が広がっています失敗撮影をした場合には、その場ですぐに消去できてしまうデジタルカメラの出現は、子どもたちに”写真撮影”を身近なものにしましたが、デジカメの特性としてもう一つ”寄って撮る”ことに強いという点があります。

そこでデジカメ片手に公園などを訪れ、花の中や昆虫などをズームで撮影すれば、目では見ることができない世界を切り取ることができ、そのことが子どもたちの”科学への関心”を高めると、汐見教授は説明しています。

例えばいろいろな種類の花の中をズームで撮影し、「これがめしべ、これがおしべ」などと解説を加え、それぞれの役割などを書き足せば、ハイ! 半日で自由研究も出来上がりです!

◆清掃工場を見学
工場見学も、”行っただけ”ではなく、きちんと発展させることで”できる子”への道が開かれる…… かも!子どもたちに地球環境への関心を高めてもらうことは、できる子を作るという以前に、もはや大人たちの義務であるともいえます。

そこで、親子で地域の清掃工場へ見学に行ってみませんか? ゴミを処理するためにどれだけの労力が必要なのか、どれだけ多くのゴミが出されるのかといったことを学べば、子どもたちの好奇心は社会、科学、政治など、多方面に伸びていくはずです。

また、清掃工場を見学し、自分の家のゴミがどうやって清掃工場までたどりつき、そこでどう処理され、最終的にどうなるのかをまとめれば、はい!1日で自由研究の出来上がりです!

”本物の学力”を育てられるのは、学校ではなく家庭です!


本の中で汐見教授は「休日は家族で楽しく過ごす。そうすれば学校だけでは身につけることができない”本物の学力”や”豊かな心”を育てることができる」と指摘しており、そのための遊びの具体的なヒントが目的別に紹介されています。

そして今回ご紹介した例のように、紹介されている遊びをヒントにすれば、1日で完成する自由研究のアイデアにも転換できますよ!



<関連リンク>
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