長期優良住宅・長く暮らせる家

更新日:2005年03月31日

住宅の窓も長い目で考えなきゃダメ! 長く暮らせる家の窓はココが違う

長く暮らせる家にするためには窓にもこだわりが必要。窓選びのポイントとなる断熱性と防犯性、バリアフリー対応度の3つについて説明しましょう。

長く快適に暮らせる家は、いろいろなところに工夫がなされていて、長く暮らせる理由があるはずなのですが、窓も例外ではありません。おおげさに言うと、窓の選び方で、長く快適に暮らせる家と、そうでない家があるのです。今回は、「窓」にスポットを当てて、考えてみましょう。

窓を選ぶときにポイントとなるのは、断熱性と防犯性、そして、バリアフリー対応度の3つ。窓なんて、どれも同じだと思いがちですが、実はそうでもないんです。

では、今、一戸建ての注文住宅を建てるとしたら、どんなものが一般的なのか、どんな点に注目して選んだらいいのか、3つのポイントをひとつずつ説明していきましょう。


ポイント1:断熱性を高めるガラスとサッシ

ひとつめの断熱性について説明するには、ガラスとサッシに分けて考えてみます。

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長く暮らせる家にするには、窓の性能にも気を配る必要があります

まず、ガラスについて。最近、注文住宅の窓ガラスは複層ガラスにするのが一般的になってきました。複層ガラスとは、文字通りガラスが二枚以上(大抵は、二枚ですが)になっているということです。二枚のガラスの間の空気層は、6ミリ~12ミリ程度。空気層が大きくなると、断熱性能は上がります。複層ガラスにすると、断熱性が高くなるので、結露しにくくなったり、冷暖房効率が高くなります。京都議定書が発効された今、快適性の面からだけでなく、省エネルギーの面からも現代の住宅としてはクリアすべき水準だと思います。住宅メーカーや住宅商品によっては、複層ガラスより上の水準を標準仕様としているところもあります。

より上の仕様とは、室外側のガラスの内側に特殊な金属膜をコーティングした遮熱複層ガラスを標準仕様としたり、特殊なLow-Eガラスというガラスと金属膜を組み合わせた複層ガラスを標準仕様として採用している住宅メーカーや商品があります。これらのガラスは、一般の複層ガラスより性能が高く、冬は窓から逃げる熱を少なくして暖房効率を高め、夏は外から入ってくる太陽の熱を抑え、冷房効率を高めることができるのです。

サッシについては、前述の複層ガラスがおさまるサッシであることが、まず、前提条件となります。そのうえで、何らかの断熱の工夫をしたものが増えてきました。従来、サッシといえば、アルミ製が一般的でしたが、現在では、そうでもありません。アルミも使われてはいますが、アルミに別の素材を組み合わせるなど、何らかの工夫がなされているサッシを採用する住宅メーカーや商品が多くなってきています。

何らかの工夫とは、いくつかの方法がありますが、例えば、室内側が樹脂製で、室外側がアルミ製などのように異素材の枠を組み合わせることで、結露しにくくしたサッシがあげられます。また、アルミサッシの内部に樹脂など熱伝導率の低い素材を組み込み、室外の冷たい空気による影響が室内のサッシに伝わりにくくしたものなどがあります。これらは、すべてアルミ製でできたサッシより、格段に結露しにくくなっています。

では、ふたつめの防犯性については、次ページで。

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大塚 有美

住宅雑誌のベテラン編集者が、住み手の目線から長く暮らせる家を探求します。

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