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人生が10倍良くなる照明の法則(2ページ目)

気分が晴れない、朝起きれないなどなんとなく調子が悪いと感じることはありませんか?その不調の原因は光にあるかもしれません。今回は3月13日に出版された新書のご紹介です。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

体内時計と光


写真3.朝日が入るとカーテンを開けた窓際は数千ルクス以上の明るさになります。電灯照明が普及してから100年経ちます。その間、住宅や店舗照明は明るさの追求に終始してきた、と言っても過言ではありません。

人を含めて生命には体内時計を持っており、その時計が刻む「時のリズム」に合わせて私たちは必要とする光の量と質が異なります。残念ながら私たち現代人の多くはオフィスにいても、また家に帰って部屋でくつろいでいてもただ明るいだけの一定の光の中にいます。その結果、生体リズムの乱れ、といった問題が生じています。

写真4.レースのカーテンを透すと明るさが半減しますが、明るい日は窓際で目覚めに十分な照度が得られます。
例えば夜遅くまで起きている人や夜眠れないのは寝室を含めた家の照明に問題があります。寝室は暖かな光であまり明るくしないほうが睡眠を誘うホルモンがよく出ます。また朝が起きられないのも朝の光の浴び方が上手く行ってないことに原因があります。朝は白い光で少なくとも2500ルクス以上の明るさを浴びると、狂った体内時計がそこでリセットされるのです。(写真3.4)

こうした光や照明の変化が私たちの心身を鍛え、豊かな生活を導くのです。一日の時間の流れとそれぞれの時間の中で行われる生活場面で私たちはどのような光を浴び、また照明とどう付き合っていったらよいのでしょうか。

例えば目の疲労が少ない照明や防犯の照明、お客を歓迎する照明、落ち込んだ気持ちを回復させる光、プレゼンを成功させる照明など、本書ではそうした悩みや問題に対する解決のヒントになる照明法が書かれています。

ぜひ、時間のある所で一読していただき、自らの家で少しでも改善の余地のある所から照明の見直しをしてもらえれば、きっとよい人生を迎えるきっかけになるはずです。

※ガイドの主な著書は中島龍興照明デザイン研究所のHPでご紹介しています。

※「人生が10倍良くなる照明の法則」はおすすめ書籍のページからも購入することができます。ご興味のある方はぜひどうぞ。


<関連記事>
「照明のことがわかる本」
「癒しの光~ストレスからの解放」
「光で変わる、顔と情景」

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