照明・LED/照明器具・間接照明の基礎知識

防犯のための照明

強盗や空き巣など物騒な事件が目立ちますが、犯罪の被害を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?今回は外出時の注意点と携帯電話と連動した最新のシステムをご紹介します。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

空き巣は光と音が嫌い


写真1.あなたの家も狙われている?新聞やテレビのニュースを見ていると強盗や殺人など物騒な事件が目立ちます。セキュリティがある程度しっかりしていても空き巣に入られることもあります。空き巣や強盗の入りやすい家、と言うのがメディアなどで紹介されていますが、大体言われていることは共通しています。

たとえば人通りのないところ、カーテンが閉まっている、カーテンが開いていても夜に家の明かりがついている気配がない、潜むことのできる暗がりがある、などです。なかでも留守がちの家はもっとも狙われやすいようです。空き巣や強盗のような事件は必ずしも夜にだけではなく、明け方や昼間を含めてあらゆる時間帯で起こっています。


写真2.長期間家を空ける時は要注意
また空き巣もそのやり方が巧妙になってきているようで、いったん狙われるとなかなか回避することが難しくなっています。そこで我が家が狙われないようにするためにどうするかを考えなければなりません。

旅行などで長期不在の時はカーテンを開け(レースは閉めておく)、また夜には部屋の明かりをつけておくことで留守であることを露呈しないようにします。そのためには、たとえばタイマーリモコン送信器が市販されていますが、対応のシーリングライトであれば点灯や消灯時間の設定を可能にします。それによって決まった時間に明かりがつき、決まった時間に消えるようにすれば電気の無駄も省け、安心が得られます。

空き巣は音と光が嫌いなようです。裏口や庭は夜、照明で死角が生じないようしますが、毎夜、明かりがついているのも不自然で、電気代も気になります。そこで人感センサー付きで人が近づいたら、警告音のでるフラッシュ防犯灯が効果的です。
※参考文献「人生が10倍良くなる照明の法則」(講談社)にも掲載しています。

次の頁では、ワンランク上の防犯システムについてご紹介しています。
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