インテリア照明/フロアライト・スタンドライト

シェード型スタンド器具の適切な選び方

スタンド器具は、シェードの素材、色によって光の広がりや効果が異なります。また、置く場所や適切な大きさなどもあらかじめ確認しておく必要があります。失敗のない器具選びの参考にして下さい。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

シェード型スタンド器具の種類と特徴


写真1.同じシェード型器具でも手前のブラケットは電球型蛍光灯の白色を使用。シェードとは笠の意味ですが、この笠に使われる素材は主に透過性の高いクロスやアクリル、ガラスなどが多いです。このようなシェード型スタンド器具をよく見かける場所はホテルの客室です。

ここでは定番と言われるくらいシェード型スタンド器具は欠かせず、床やナイトテーブル、デスクの上などに置かれています。

笠の形状はおもに円筒型と円錐型、立方体、四角錐があり、それぞれは機能性に一長一短があります。円筒型や立方体は上下面とも開放構造であれば、光も上下でほぼ同じように広がります。当たり前ですが、直径や一辺が小さいほどスペースをとらないため、部屋の角に設置しても収まりが良い、と言えます。

写真2.透過しないタイプのシェード。
一方、円錐型のほうは下面の直径が広いほど光が広がります。フロアスタンドの中には下面の直径が500mmを越えるものもあり、見た目を含めてスペースをとるため、このような器具は比較的広い部屋で使われます。

スタンド器具には支柱や灯体を安全に固定し、器具の転倒を防ぐためのベースがあります。台や棚などに器具を置く場合はこのベースの寸法をあらかじめ調べておかねばなりません。うっかりすると台からベースがはみ出てしまうことがあるからです。

またベースは台の大きさに収まったとしても、今度はシェードの寸法が問題になることがあります。シェードが大きいと、仮に台が壁際に接して置いてある場合、シェードが壁に当たって台やテーブルなどの適切な位置に器具が置けなくなってしまうことも考えられるからです。

なお、シェード型スタンド器具の中には5Wほどの豆電球が付いているものがあり、常夜灯を併用したい場合に勧められます。

次の頁では、シェードの色と雰囲気についてご紹介しています。
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