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家庭でできる省エネ・エコの知恵

更新日:2007年06月08日

除湿と冷房、実は除湿のほうが高コスト?

梅雨から夏には、必須となるエアコン。最近のトレンドを踏まえつつ、環境によい機種の選び方と、除湿の上手な使い方などを紹介します!

除湿と冷房、どっちがお得?梅雨時の上手な除湿の使い方

まだ温度がそんなに高くない梅雨時は、除湿運転をしてしまうと寒く感じることがあります。そんな不満を解消したのが「再熱除湿」。温度を下げずに除湿をしてくれる機能です。冷房が苦手な人や、赤ちゃんのいるご家庭にはうれしい機能でしょう。

しかしこの「再熱除湿」は、省エネの観点でみると「冷房」や「普通の除湿(弱冷房)」と比べてどうなのでしょうか?(※ちなみに「普通の除湿」は、冷房運転を弱めているだけ。温度は下がりにくいが、除湿能力も低くなります。)

そこで、冷房・再熱除湿・普通の除湿(弱冷房)の特徴を、温度低下・除湿量・電気代の3つの視点から、まとめてみましたので、以下の表をご覧下さい。

「冷房・再熱除湿・普通の除湿」比較表
冷房・再熱除湿・普通の除湿の比較表
※マーキングについて:青を一番良い(理想的な)状態と仮定し、黄→赤の順としています。

このように、それぞれ得意・不得意があり、一長一短なのが現状です。ちなみに、電気代(消費電力量)だけで比べてみると...

再熱除湿>冷房>普通の除湿

の順になります。「再熱除湿」は室温が下がらないので、何となく省エネだと思ってしまいがちですが、除湿を行った後、再度空気を暖めて、室内の温度を下げないようにしているため、かえって電気代がかかっているのです。皆さん、ご存知でしたか?

省エネを一番に優先させて、除湿をしたいのであれば、「冷房」モードで、最適温度を自分で調整するのが、上手な使い方となります。ただし、エアコンの温度は設定どおりになるよう運転できますが、除湿量はその時の室内の状態によって変化してしまいます。したがって、快適に感じる温度設定がその時々で違う場合がありますので、小まめな調節が必要になり、やや面倒かもしれません。

日々の生活には、手間がかからないことも重要です。梅雨時の肌寒い日は、快適性を優先して「再熱除湿」を利用し、真夏の暑い日は、冷房でしっかり温度と湿度を下げるなど、状況に応じて上手に使い分けるのが、賢い使い方と言えるでしょう。

* * * * *

ちょうど10年前に、猛暑続きでエアコンが売れ、その寿命がそろそろと言うことで、今年は、買い替え需要が多くなると予想されています。そんな需要を踏まえて、半間幅の窓脇にエアコンを設置するのが主流だった10年前にあわせて、今年は幅が小さいエアコンも豊富になっているとのこと。また、10年前と比べると、省エネや快適性・使い勝手も格段に向上していますので、ご自宅のエアコンがちょうど10年目という方は、年間電気代などを比較して、買い替え時を見極めてみて下さい。

【参考記事】
 ここまで進んだ環境配慮!最新家電の実力
 省エネ&快適なエアコン計画
 住まいの湿度はほどほどが一番
 エアコンだけに頼らない夏の過ごし方
 植物パワーで夏の冷房費カット!


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この記事の担当ガイド

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塩 将一

太陽光発電システムなど住宅商品の技術研究員。一級建築士として住宅設計にも携わる。

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