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今回は、LCC(ライフサイクルコスト)=生涯かかる総費用をベースに、検証してみましょう。 |
前回は、太陽光発電の損益分岐点について、単純な計算式【(「初期費用」+「メンテナンス費用」)÷「年間の削減光熱費」= 償却年数(損益分岐点)】を使い計算しました。そこで今回は単純計算ではなく、
LCC(ライフサイクルコスト)=生涯かかる総費用という考え方をベースに、グラフで説明したいと思います。この方法では、社会情勢変化・ユーザーのライフスタイルなどの要因により、損益分岐点が変動することをわかりやすく説明することができます。それでは、はじめましょう。
損益分岐点“23年”をグラフで検証
まずは、前回の試算条件をもう一度整理してみましょう。
- (A)一般的なオール電化住宅
年間光熱費:15万円
- (B)太陽光発電4kW付きオール電化住宅
年間光熱費 : 5万円 (Aより10万円安い)
太陽光発電初期価格 :200万円
太陽光発電メンテナンス費 :30万円
上記の前提より、損益分岐点を
(初期費用+メンテナンス費用)÷年間の削減光熱費=償却年数
(200万円+30万円)÷ 10万円 = 23年
と計算しました。この結果をLCC(ライフサイクルコスト)=毎年かかる費用の累積金額としてグラフ化したものが以下となります。
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〔注〕メンテナンス費用は、わかりやすくするため15年目に30万円を一括計上していますが、実際は10~20年目に分散されると想定。(資料作成:セキスイハイム) |
(A)一般の場合、初年度はゼロですが、毎年15万円のペースで光熱費が積みあがっていきます。それに対し、(B)太陽光発電4kWの場合は 初年度200万円からスタートし、毎年5万円のペースで累積が上昇します。15年目に急上昇するのは、メンテナンス費用30万円を一括上乗せしているためです。
A.B両者のラインが交わるのが
横軸・23年目。縦軸の累積金額(LCC)が345万円の地点です。これは、損益分岐点23年目で、そのときまでに支払う総額=
LCC(ライフサイクルコスト)が【345万円】になることを示しています。このように、グラフで説明すると視覚的にわかりやすく損益分岐点が説明できます。