所有物件を売却するか賃貸にするかは迷うところ。前回に引き続き、賃貸物件に関する、昨今の厳しい状況について解説します。
不況で増加!?転々とする悪質滞納者
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| 不況により増える家賃の滞納。業界も対応に苦慮している |
家賃保証業界によると、
数年前まで1割にも満たなかった家賃の滞納率は、ここ最近では2割前後にまで上るとみられています。とくに昨今の雇用不安や不況の影響で、数ヶ月ごとに引越し、引っ越すたびに家賃を踏み倒す悪質滞納者も増え、業界も対応に苦慮しているようです。
家賃を踏み倒された場合、その回収には時間と労力とお金がかかります。
国土交通省によると、家賃の滞納が始まって、家主が訴訟を起こし、判決が確定するまで平均8.5カ月の期間を要し、判決に基づいた強制執行にかかる費用は平均50万円とのこと。
実際に私自身も、仕事上で家賃滞納の裁判や強制執行を経験しましたが、想像以上に手間と時間がかかるうえ、裁判や強制執行手続きは立会いを含め心理的負担もかなり大きいものです。
これらを踏まえ、家賃保証業界では、悪質滞納者をブラックリスト化して運用していこうとする動きもあるようですが、生活の基点となる「住まい」を失う人が急増する可能性があり、各方面から批判もあり、今後の動向を見守りたいところです。
次のページでは、いままで常識だった更新料の扱いが変わる可能性について触れたいと思います。