不動産競売流通協会の調査によれば、不動産競売は昨年比倍増とのこと。通常の任意売却でおさまらないこのような現象がここまで増加した原因はいったい何なのでしょうか?前回に引き続き検証したいと思います。
急増するローン破綻
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| 不動産競売が倍増した背景には急増するローン破綻が |
連日テレビや週刊誌などのマスコミでも報道されているように、ローン破綻が急増しています。競売の急増はこのローン破綻の増加がおもな原因となっています。では、なぜローン破綻がここまで拡大したのでしょうか?
ひとつには、米国のサブプライムローンのように、国が中心となってバブル崩壊後に取り組んだ、低所得者層への住宅購入の拡大を見込んだ住宅金融公庫の融資施策があります。
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)が2008年度に競売にかけた住宅は1万6577件で、記録が残っている02年度以降で最多となっているそうです。
給料アップを想定した「ゆとりローン」と二段階金利が要因
なぜ、旧住宅金融公庫の住宅ローンでこれだけのローン破綻が起こっているのでしょうか?これは当初5年間の月々の支払い額を抑えた「ゆとりローン」と、当初10年間低利の固定金利型二段階金利の住宅ローンによるものといわれています。
給与やボーナスの自然増を想定し「ゆとりローン」は低所得でも購入できるよう、当初5年の支払い額を抑え、6年後には通常額の支払いになるというもの。なおかつ当初10年間は金利を低く抑え、10年後には金利も切り替わり、支払いもアップするという仕組みとなっていました。
金利のアップ率はというと、例えば市場最低金利といわれた1997年頃に融資を申し込んだ人のケースでは、当初金利が2%で、11年目以降の金利が4%になるという内容でした。
なんと10年後の金利は2倍にもアップしているのです。
まさに昨年来、その低金利の固定期間である10年が終わり、金利アップによる支払い増となった人が増えているのです。
引き続き
次のページで解説します。
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