倍増する不動産競売。とくに旧住宅金融公庫利用者で競売の動きが顕著になっています。
前回に引き続き急激な競売増加の要因について考察したいと思います。
ローンの借り換えができない!?
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| 支払いを抑えるためにまず検討するのがローンの借り換え |
昨今では銀行のローンでも低金利の全期間固定のローンが豊富にあります。
住宅金融公庫のローンの金利が4%台なのであれば、現在の金利と比較して、適切に借り換えを行えばいいのではと通常は考えます。
例えば25年でローンを組んでいた人なら、10年経過しているとすると残りの期間は15年。民間金融機関の15年全期間固定金利型のローンなら現在多くは2%台の金利です。単純に考えれば借り換えすれば、以前と同じ程度の月額支払いに抑えられるのではないかと考えるのではないでしょうか。
ところが、実はこのローンの借り換えが容易ではありません。かつての痛い経験からか銀行も融資には慎重になっているのと、このところの不動産不況で不動産の担保としての価値は目減りし、単純に残債を全額借り入れできる状況ではなくなっていたりします。貸し渋りという側面もあるでしょう。
そこで、たとえ高い金利でもそれまでのローンを継続せざるを得なく、支払い額の増加にやり繰りが追いつかず、支払いが滞り、やがて破綻を迎えてしまうという筋書きです。なかには自転車操業的に消費者金融からお金を借りてローンの支払いに充てていたというケースもあり、支払いの督促に苦慮していた状況がうかがえます。
では、急増する破綻はローンの問題だけなのでしょうか?
次のページでは、ほかの要因についても探ってみたいと思います。
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