
ただしチュナーやビデオデッキなどの機器類を納めるためにはもう少し深さが(50センチ以上)必要になります。ここでは、後ろの壁の厚さを利用し、家具を壁の中に埋め込んでしまいました。

もう一つ気をつけなければいけないのは、ケーブルの接続です。ホームシアターシステムなどのスピーカーの数が多いとケーブルの接続が複雑になり、テレビの裏側は見苦しくなってしまいます。ここでは、壁に大きな穴をあけて下の家具まで貫通させ、スッキリ配線できるようにしてあります。
中段にあるオープンな棚は、リモコンや読みかけの雑誌、これから使うビデオテープやDVDなどを、ちょっと置いて隠しておく場所です。いつもきちんと引き出しに整理整頓では疲れてしまいます。こんな空間があると、カウンターのゴチャゴチャがなくなり、いつもスッキリきれいな空間を楽しむことができます。デザイナーの生活の知恵、ちょっとした心づかいです。
■テレビとソファーの距離
最近のハイビジョン放送は走査線が2倍近く高画質のため、近い距離で見ても違和感がありません。ハイビジョン放送での最適視聴距離は、画面の高さの約3倍とされています。50V型のプラズマテレビの場合は、画面の高さ約60cmの3倍で180cm、43V型のプラズマテレビは160cm、30V型の液晶テレビは115cmが最適視聴距離になるそうです。
■テレビの高さ
ソファに座った時の目の高さが110cmとすると、最適視聴距離180cmから画面の中心が目の高さから30cm~50cmぐらい下がった位置がよく、50V型のプラズマテレビの画面中心までの高さが約40cmなので、テレビ台としては、高さが30cm~50cmが適当です。
■視線を上に向けた場合と下に向けた場合では、上に向けたほうが、目の渇きが4倍ほど早いそうです。ドライアイ防止のためにも画面は目線よりも下になるように設置したほうがいいことになります。
いかがですか、こだわりのテレビボード。
住まいの設計を考えるときは、ひとつひとつの生活のシーンを考えて丁寧に計画していきます。このように動線や収納を新築計画に取り入れると暮らしやすく、いつも片づけが簡単にできます。あなたも上質な収納をあつらえてみませんか。
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寸法:W2500×D400(D500)×H500
材質:メープル材突板
建築デザイン: 江崎 溥
インテリアデザイン:菅野民子
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「お部屋にピッタリのTVボードはどれにする!」(C)March.2004 Copy & Photo by kanno