法律相談関連情報

更新日:2009年05月28日

日照権・騒音・ペットの基本

ここでは日常生活で身近な法律トラブルについて解説します。となりに高層マンションが建って日当たりが悪くなった。工場の騒音が耐えられない。ペットの飼い主の義務など。

日照権とは

日照権とは、土地・建物の所有者や居住者が日照の利益を享受したり、日照の利益の侵害から守られるべき権利のことをいいます。日照権が意識されるようになったのは、戦後のいわゆる高度成長期に人口が都市部に集中し、地価が高騰した結果、住居が高層化して密集したためだと考えられます。

日照権は、今日では法的な権利として考えられていて、建築基準法では、日照の確保を目的として、北側斜線制限や日影規制といった規定を採用しています。また、日照権侵害を理由として、加害者に対して、裁判を起こして、侵害の差し止めを求めたり、損害賠償請求をすることもできる場合があります。
 

騒音について

一般的に言って、騒音や振動にさらされると、睡眠妨害、不快感、苛立ち、頭痛、めまい、動悸、腹痛、血圧上昇などの身体的な悪影響が生じると言われています。

騒音や振動については、公法上の規制があるので、役所の「公害課」に連絡をして、一度測定をしてもらい、規制基準を超えているような場合には、行政措置をとってもらうべきでしょう。また、騒音や振動の程度が、受忍限度を超えるようなケースでは、自分で裁判を起こして、騒音や振動の差し止めを請求したり、損害賠償を請求することも可能です。
 

ペット

動物はその種類にかかわらず、法律上は、すべて「物」として扱われてしまう。

動物はその種類にかかわらず、法律上は、すべて「物」として扱われてしまう

ペットは、生命を有し、家族と一緒に生活をともにします。しかし、動物はその種類にかかわらず、法律上は、すべて「物」として扱われてしまいます。ですから、ペットを殺した場合には、他人の物を壊したことになり、「器物損壊罪」に問われることになります。

また、ペットが「物」として扱われる以上、ペットは権利義務の主体にはなりえませんから、たとえば、ペット名義で銀行に預金口座を開くことはできませんし、遺言でペットに自分の死後の財産を託すこともできません。ペットに医療行為や美容を受けさせる行為については、ペットが直接医療契約や美容契約を締結しているのではなく、あくまで飼い主が契約の当事者となります。
 

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酒井 将

弁護士事務所 ベリーベストのパートナー弁護士。日本初の弁護士サービスの見積比較サイト「弁護士ドットコ…

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