スマートハウス・エコ住宅

更新日:2008年09月26日

学校のエコ教育、こんなに進んでる!

サミットイヤーで「エコ」に沸いた今夏。国や企業、消費者だけでなく、次世代を担う子供たちの教育現場でも真剣なエコ活動が行われています。掛け声だけに終わらない、「行動する子供たち」を紹介します。

行ってきました「世田谷区教育フォーラム」

フォーラム模様
エコ教育への関心の高さを反映して、ホールは立ち見の出るほどの聴講者が詰めかけた
今年7月のある土曜日、小1の息子を連れて、「世田谷区教育フォーラム」に行ってきました。世田谷区教育委員会や区立小中学校校長・幼稚園長会などが主催し、後援に文科省、共催に各学校PTA協議会が並ぶ大規模なイベントで、フォーラムは今年で3回目。こんな猛暑の週末、人もまばらだろうと思いきや、会場に行くと超満員! やっぱりいま教育がプチブームなのでしょうか。

ベストセラー「女性の品格」でも知られる坂東真理子氏による基調講演後は、各分科会に分かれて区内の各小中学校・幼稚園の取り組み事例の発表がありました。ガイドは「学校エコライフ活動分科会」を見学。やはり洞爺湖サミットのエコ・イヤーでもあり、会場ホールは熱気ムンムン。学校関係者や父兄だけでなく、環境関係団体や研究者らしき方々の参加も目につきました。

資料
会場で配布された「せたがや学校エコライフ活動」の資料
世田谷区立小中学校では今、「せたがや学校エコライフ活動」が行われています。目的は「児童・生徒の環境配慮意識の醸成と自主的・主体的実践」「児童・生徒から各家庭や地域への環境配慮行動の波及」というもの。1年間取り組むごとに教育委員会から「学校エコライフ活動モデル校」として認定証が交付され、さらに先進的な取り組みをした学校は表彰されます。

現在、昨年度から取り組みを始めている認定小中学校30校に加え、今年度(平成20年度)から新たに30校のモデル校が取り組みスタート。来年度はさらに35校をモデル校に指定する予定で、これですべての区立小・中学校が学校エコライフ活動に取り組むことになるそうです。

子供から家族・地域へのエコ普及も狙い

エコ教育イメージ
ある小学校では地域ボランティアによる課外エコ活動が定期的に行われる
参加する学校は、まず教育委員会に「エコライフ活動宣言」をしたうえでその活動内容を報告。子どもを通してまずはその兄弟や家族に対してもエコ啓蒙をしていき、また各校を取り巻くPTAや地域団体、NPO、大学なども協力・連携することで、エコ活動の輪を広げていこうというもの。なるほど、これで一つの街全体が学校を拠点にしたエコ活動につながる仕組みです。

でも、いきなり「エコライフ活動」といっても何からどうやって手をつけたらいいか分かりません。そこで「せたがや学校エコライフ活動」では、「省エネルギー」「ゴミ・リサイクル」「省資源」「自然」「美化・緑化」の5つの取り組みテーマを決め、それぞれに「ホップ(考える)」「ステップ(取り組む)」「ジャンプ(広める)」の手順をつけて段階的に取り組めるようにしています。

プレゼン光景
子供たちによるエコライフ委員会が、主体的に予算を上手に使いながら活動を計画していく
たとえば「ホップ段階」ではまず、学校内にエコライフ委員会を設立して委員を選出したり、「活動推進宣言書」や「活動プラン」を作成。「ステップ段階」ではそのプランに基づいて活動を実施し、「ジャンプ段階」では活動レポートを作成してホームページなどで活動を広く社会にアピール。こうした一連の流れを段階的に統一することで、各校間でまとまりができ、また子供たちの達成感も引き出しているようです。

次ページでは早速、各学校の具体的な取り組み事例を見ていきましょう。
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河名 紀子

ハウジングジャーナリストが、ライフスタイルからみた一戸建てのトレンド情報を解説。

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