最近のトイレの技術や性能、デザインの進歩は目覚しいものがあります。ここでは、快適で居心地のいいトイレ空間を作るために、知っておきたいトイレ機器の基礎知識をまとめました。
トイレ=タンク+便座+便器
おしり泡ジェット洗浄、さらっと便座など快適性もアップ [アメージュZシャワートイレ] INAX
トイレの基本構成は、便器と便座、水をためておくタンク組み合わせです。便器は、「洋風便器(腰掛便器)」と「和風便器」に分かれますが、洋式のタイプが一般的でしょう。洋風便器の場合、便器と便座が一体化されているもの、ローシルエットのタンク式のもの、タンクのないもの(タンクレストイレ)などもあります。
便座には、特別な機能を持たない「普通便座」、座面が暖かくなる機能のある「暖房便座」、温水での洗浄機能を持つ「温水洗浄便座」などがあります。「暖房便座」「温水洗浄便座」などは、家電量販店などでも扱われている身近な製品でしょう。最近では「普通便座」よりもこのような多機能便座が一般的になってきています。
「温水洗浄便座」の機能としては、おしり洗浄やビデ洗浄、温風乾燥、脱臭やノズル自体の洗浄、暖房機能などがありますが、通常は、機能が増えるほど価格も高くなっていきます。便座の機能だけでなく、壁面設置のパネルやリモコンなども実際に触ってみて、その使いやすさを確認することも大切です。
洗浄技術「ハイブリッドエコロジーシステム」によって、洗浄水量4.8Lを達成。[ネオレストRH2] TOTO
タンクには、「手洗い付き」のタイプと「手洗いなし」のタイプがあります。「手洗い付き」は別に手洗い器を設ける必要がないので狭いトイレ空間の場合におすすめですが、水はねや汚れなどが気になる場合も。「手洗い無し」は、すっきりとしたデザインがメリットでしょう。
空間に合わせてサイズを選ぶ
一般的に、便器には大型タイプと普通タイプがありますが、全体的なサイズはコンパクトなタイプが増えてきているようです。限られた空間を快適にするためやリフォームにも対応しやすいように工夫されたものです。
一方で、ゆったりとした時間を過ごすことができるような、大きめのサイズのトイレもみられます。ショールームで実際に座り心地を確かめ、トイレの広さはもちろん、トイレでの過ごし方に合わせて選ぶようにしましょう。
節水機能には配慮したい
「ツイントルネード洗浄」で、便器洗浄水量は4.8Lに。 手洗いは使いやすい高さ800mm。 [GG2-800] TOTO
地球環境への配慮は、住宅設備機器も分野でも進んでいます。特にトイレに関しては、節水能力は進歩し、従来の半分以下の水で流すことができるようになってきています。各社それぞれに工夫しているので、実際の流れ方や性能をショールームで確認するようにしましょう。
同様に、節電面の確認も忘れずに。温水洗浄便座では、着座してから温水をつくるものやフタの開閉によって温度の調節をするものなど、無駄なエネルギーを使わないようなさまざまな機能が提案されています。
次ページでは、トイレの最近の傾向をみていきます。