鍵の種類、システムもさまざま
玄関ドアの性能といえば、まず防犯性能が挙げられるでしょう。主錠と補助錠のツーロックが一般的ですが、1ヶ所の施錠で3ヶ所以上ロックされるタイプなども出てきています。また、鍵の種類もシステムもさまざまで、向きを気にせずに差し込むことのできるリバーシブルキー、リモコンやカードタイプの電気錠システムも揃ってきています。
ピッキングによる錠破りを防ぐために、シリンダー内部の構造に工夫を施したり、こじ開け対策に有効な仕様なども各社工夫していますし、サムターンが取り外せることができるタイプやサムターンの施解錠状態がわかるマークを設けたタイプなどもあります。施解錠のシステムについてはメーカーごとに異なりますので、実際に操作して使い勝手を確認し、生活スタイルや家族構成にあったタイプ選ぶようにしましょう。
その他、ガラスがはめ込まれているドアの場合、ガラスの性能などもチェックしたいポイントです。
断熱性や気密性もチェックしたい
ドア厚60mmの断熱玄関ドア。[グルエ]
高気密・高断熱の住宅が増えている現在、断熱性を高めたドアも多く出ています。断熱ドアの多くは、内側に断熱材を充填もしくは挟み込み、表面は鋼板を使用した構造のもの。ガラス部分には複層ガラスを用いたものなどもあります。
断熱ドアと窓に断熱サッシを用いることで、家全体の結露を防いだり、省エネルギー効果を得ることが可能です。また、気密性は、ドア枠と戸あたりのパッキンなどで高まるので、ドア本体と開口部の納まり具合がポイント。気密性が高まることで、すきま風や埃が入りにくいので、日々の掃除も楽になるでしょう。
その他、建築基準法では都市部や密集地など、防火・準防火地域を指定し、延焼の恐れのある開口部には防火戸の使用を義務付けています。家を建てる敷地条件を確認した上で、基準にあった商品を選ぶようにしましょう。また、遮音性や雨の浸入を抑える工夫もチェックしておきたい部分です。
ユニバーサルデザインも考慮
大きな玄関ドアは重厚感がありますが、意外に重さのあるものです。家族に幼いお子さんや高齢の方がいらっしゃる場合は、開閉が楽に行えるか、買い物の荷物を持ったまま開閉できるかなど、日々の動きを思い出しながら、実際にショールームで動かして確認することが大切です。
できれば足元の段差が少ない下枠のもの、車椅子でも通りやすい開口幅の商品を選ぶようにしましょう。幼いお子さんがいる場合には、手や指を挟みにくいような工夫がされているかどうかなども気をつけたいポイントです。
シンプルモダンデザイン。リフォーム対応の商品も
最近の商品の傾向をみると、装飾を抑えたすっきりとしたデザインのものが増えているようです。シンプルな外観デザインに馴染むような色合いやスリットの入ったデザインなどが多くみられます。また、自然の風合いを感じるデザインの商品バリエーションも豊富になってきました。
その他、既存のスペースに簡単に取り付けることができるように工夫された、リフォーム向けの商品もみられます。たとえば、既存のドア枠の上に、新しい枠とドアを取り付けることで、外壁や内装などを傷めずに工事ができ、工期も短くて済むというメリットがあるものです。
性能が高まり、色やデザインのバリエーションも豊富になってきた玄関ドア。玄関のプランニングはもちろん、外観デザインや門扉・フェンスなどとのコーディネーションを考えて選ぶようにしましょう。
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