階段・ホームエレベーター

更新日:2005年01月10日

住宅用階段昇降機の基礎知識

「階段昇降機」って知っていますか?最近は駅の階段などに取り付けているところも多くなりましたけれど公共施設だけでなく、普通の住宅向けの商品もいろいろあるんですよ。

直線・曲がり階段も取付可能な『固定型階段昇降機』

『固定型(いす式)階段昇降機』は、通常の住宅であればほとんど設置可能なので、新築はもちろんリフォームでも対応できます。ただし、階段の幅や傾斜角度などは確認が必要な場合も。商品としては、直線階段だけでなく曲がり階段でも対応できます。また、防水性や耐久性の向上により、屋外階段の設置できる製品もあります。

駆動の方法は直線階段はチェーンスプロケット式、曲がり階段はバッテリー充電式のラック・ピニオン式が主流。ラック・ピニオン式が普及したので、曲線階段の外周側だけでなく内周側にレールを取り付けることができるようになり、さまざまな階段形状に設置することが可能になりました。操作は椅子の肘掛につけられたスイッチで行うか、階段の上下階の壁面のスイッチを介助者が操作します。

使い勝手もアップ、カラーバリエーションも増加

最近の商品を見てみると、日本人の体型にあったサイズになっており、座面の高さ調整もでき使いやすさも向上しているようです。また、乗り降りしやすいように座面が回転する商品もでています。使用しないときは、座面を折りたたんでおけるものもあります。

安全面でも、座らないと動かない機能、障害物を感知して即時停止する機能、安全ベルトの設置など各社工夫が見られます。また、椅子部分のカラーバリエーションやデザインも増え、インテリアに合わせて選ぶこともできるようになりました。価格は、メーカー、商品、階段形状、工事費を含む含まないで異なりますが、だいたい70万円前後~150万円程度。ランニングコストとして、電気代がおおよそ100円弱/月程度。バッテリー交換が必要な機種は、1~2年に一度ぐらいの交換をみておきましょう。

商品を選ぶ際は、使用する人の使いやすさ、座った姿勢が安定するかどうか、などを確認が必要です。最近はショールームなどで展示されているので、実際に使い勝手をチェックすることをオススメします。また、故障の場合のメンテナンスやサービス体制の確認も忘れずに確認しておきましょう。自治体によっては住宅改造費などの助成制度があるので確認を。

【参考資料】福祉住環境コーディネーター検定テキスト 東京商工会議所


【関連情報】
ホームエレベーター・階段昇降機などユニバーサルデザイン商品メーカー情報
ホームエレベーターの基礎知識


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岩間 光佐子

インテリア設計と住宅雑誌編集長の経験を持つガイドが、住まいの設備を詳しく解説。

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