ガレージ・カーポート

更新日:2011年04月28日

カーポートの基礎知識

駐車スペースのプランはさまざまですが、車のスペースに上屋を設けるカーポートを設置する例は多くみられるもの。ここでは、カーポートのスタイルや屋根の素材について解説します。

TOEX

屋根と梁は4度の奥行勾配を採用したフラットなデザイン。シャープでスリムなデザインの2台用カーポート。[アーキデュオ ワイド シャイングレー] TOEX(LIXIL)

家づくりを考える際、建物本体のプランニングばかりに気を取られ、庭やエクステリアなど外構プランは後回しになりがち。しかし、住まいと同時に検討しないと、使い勝手はもちろん安全性にも関わるのが駐車スペースです。

道路からの出入りや乗り降りに必要なスペース、建物本体との動線などを考慮して、建物と同時にプランニングすることが大切です。

駐車スペースには、スペースを確保するだけのプラン、ガレージ(車庫)を設けるプランカーポートを設けるプランなどがあります。また、建物本体に組み込む(地下ガレージなど)プランもみられます。

その中でもカーポートは、メーカー商品のバリエーションも豊富なので、新築でもリフォームでも取り入れやすいスタイルと言えるでしょう。もちろん、既成品だけでなく、オリジナルで造作することも可能です。建物本体のデザインや素材に合わせて、個性的にプランニングするのもいいでしょう。

ここでは、メーカー商品のカーポートをみながら、スタイルの種類、屋根の素材の特徴、選び方のポイントなどを解説します。

カーポートのスタイル

TOEX

吊屋根のデザインが軽やかな雰囲気を醸し出す。[バークポート オータムブラウン] TOEX(LIXIL)

カーポートのスタイルの種類は、屋根の支持の仕方の違いによって、片流れタイプと両側支持タイプ に分かれます。

■片流れタイプ
左右どちらか片側に柱を設けたタイプで、柱は2本、もしくは3本。柱が片側のため駐車の際に邪魔にならず、狭い敷地でも出し入れがしやすいのが特徴です。合掌や連棟などスタイルのバリエーションも豊富なので、敷地や住まいに合わせて選ぶことが可能。2台駐車のために、片流れを向かい合わせに組み合わせたのがM合掌、Y合掌は背中合わせにしたものです。

また、支持の方法によって、上吊りタイプと下支えタイプがあります。上吊りタイプはすっきりとしたデザインが魅力。いずれも強度的にはさほど変わりませんが、下からの吹き上げには多少上吊タイプが強いと言われています。

■両側支持タイプ

両側に設けた柱によって屋根を支えるタイプ。デザイン的にも性能的にも安定感があるといえるでしょう。両サイドにパネルを取り付けることで、雨の吹き込みを抑えることもできます。両側支持のカーポートを横に繋げる横連棟や縦連棟にすることも可能です。


次ページでは、屋根の素材や選び方についてみていきます。
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この記事の担当ガイド

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岩間 光佐子

インテリア設計と住宅雑誌編集長の経験を持つガイドが、住まいの設備を詳しく解説。

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