普段なにげなく使っているスイッチ。照明や換気扇など、つけたり消したり、一日のうちに何度も使用するアイテムですが、使い勝手が悪かったり、暮らしに合わないプランニングでは不便なことも。
設備のアイテムの中では、地味な存在かもしれませんが、そのプランニングの良し悪しは、暮らしの快適さに大きく影響するものです。
もちろんスイッチは、電気配線計画の中で選択するものですから、照明やコンセント、エアコンなど電気設備全体のプランニングとは切り離すことはできません。間取りプランと同時に、トータルに検討するようにしましょう。
ここでは、そんな配線計画の中のスイッチ選びの基礎知識をまとめてみました。
[写真提供/
パナソニック電工]
スイッチを設置する際のポイント
押しやすい大きなスイッチなら子供でも高齢者でもつかいやすい。[コスモシリーズ ワイド 21 一般スイッチ ネーム付 スクエア]
住宅で使用されるスイッチには、さまざまな
種類があります。それぞれの特徴を理解して、間取りや暮らし方、家族構成にあった機器を選び、設置することが大切です。
どんな機能のスイッチを選ぶにしろ、スイッチを取り付ける高さは床面から110~120センチが使いやすいと言われています。しかし、ご家族に高齢の方がいらっしゃる場合など、少し低めに90~100センチとしてもいいでしょう。現在の住まいのスイッチの高さを確認して、家族が使いやすいかどうか、チェックしてみることをおすすめします。
高さだけでなく、設置する位置にも注意が必要です。部屋の中のスイッチは、扉入口付近から20センチほどの場所に設置することが多いようですが、気をつけなければならないのは、扉や家具に隠れてしまわないようにすること。「部屋に入り、ドアを閉めないとスイッチが操作できない」「スイッチがあって、タンスが置けなくなった」などの失敗談もよく聞きます。
新築の場合、配線プランは比較的早い段階に決めなければならないので、日々の暮らしを想像しながら、誰がどんな動きをするか、部屋の用途や使い勝手、家具など配置も考えて選ぶことが大切です。
部屋別スイッチの選び方
ドアをあけるとセンサが人の動きを検知して点灯。 [コスモシリーズ ワイド 21 かってにスイッチ 屋内タイプ(住宅向)壁取付]
■玄関
玄関には、暗闇でもスイッチを探さなくてすむ、ほたるスイッチがおすすめですが、人がいることを感知して自動的に照明がオンオフになる人感センサー付きのスイッチも便利でしょう。外出時や帰宅時はとかく手荷物が多いもの。スイッチを押さなくても照明がつくので、慌てることも少なくなるのではないでしょうか。
また、帰宅してドアを開けたら、「玄関の電気がつけっぱなし……」ということもあるのでは? そんな場面が多い場合は、しばらく点灯した後に自動的に消灯する機能のついたスイッチを設置しておくのもいいで しょう。
人が近づくとオン、停電すると自動で点灯する [コスモシリーズ ワイド 21 かってにナイトライト+保安灯]
■廊下・階段
夜中に廊下に出ると、暗くてスイッチの場所がわからないということもよくあるもの。廊下や階段にも、玄関と同様、ほたるスイッチや人の動きを検知して自動点灯するタイプも便利でしょう。停電時など非常時に灯りとして持ち運ぶことができるタイプもあります。
廊下であれば端と端、階段なら上下、それぞれ2ヶ所で操作できる3路スイッチは必要でしょう。
次ページでは、リビング・ダイニング、水まわりをみていきます。