アルゼンチン/ブエノスアイレス

ブエノスアイレスのエリアガイド(2ページ目)

ブエノスアイレスの見どころを、旅行者の目線から4つのエリアに区切り、その特色を紹介します。歴史&観光エリア、下町エリア、最新流行エリア、新開発エリア、以上を押さえておけば、ブエノスアイレスの観光は十分満喫できることでしょう。

栗本 斉

執筆者:栗本 斉

アルゼンチンガイド

下町エリア(サン・テルモ、ボカ)

昔の港町風情が残る色鮮やかなカミニート

昔の港町風情が残る色鮮やかなカミニート 

歴史エリアの喧噪に疲れたら、ちょっと素朴な下町エリアに行ってみてはいかがでしょうか。フロリダ通りが南で途切れるあたりから、サン・テルモ地区が始まります。ここは、昔ながらのブエノスアイレスの町並みが、今も残されているエリア。スペインの名残を感じさせる石畳の路地には、古い商店やカフェなどがいくつも並びます。アンティークショップが多いことでも有名で、週末になるとアンティーク専門のフェリア(青空市)が行われます。また、タンゴショーが観られるバーやクラブが密集しているのもこのエリア。バール・スールやエル・ビエホ・アルマセンなど、多くの文化人や政治家なども通ったというタンゴバーの名店は、タンゴファンでなくても行ってみるべきおすすめスポット。リーズナブルなホテルや家庭的なレストランなども、ここに来れば見つけられるでしょう。

サン・テルモ地区をさらに奥に行くと、マラドーナでおなじみボカ地区に。ボカ地区の見どころは、「ラ・ボンボネーラ」という愛称のサッカースタジアム。たくさんのスター選手を輩出したボカ・ジュニオルス(ボカ・ジュニアーズ)の本拠地であり、サッカーファンの聖地ともいわれています。近くにはサッカーグッズのショップがたくさん並んでいるのはもちろん、あちこちにマラドーナをはじめとする選手たちの人形や壁画などを見つけることが出来ます。スポーツ好きなら足を運んでみるのもいいでしょう。

ボカ地区のもうひとつの見どころは、ブエノスアイレスでもっとも有名な観光地カミニートという細い小道。このあたりはかつて港として栄え、タンゴのダンスが生まれた場所ともいわれています。もともと船用のペンキの残りを使ってカラフルに彩られたという壁や屋根の家並みは、古い港町の風情を残しながらもどこかファンタジックなイメージ。運がよければ路上タンゴなども楽しむことが出来るでしょう。

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