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みんなどうしている?先輩達の外壁材選び

外壁(装)材は、住まいの印象を左右するアイテムであると同時に、性能面も検討しなければならない大切な素材。今回は調査データから先輩達の外壁材選びをみていきます。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

天然石の肌合いを表現したナチュラルな雰囲気をもつ窯業系サイディング。エクセレージ・光セラ16 Pixcera ジェンマ クォーツチタンアイボリー 【松下電工】
外壁(装)材は、色やデザイン、テクスチャーによって、住まいの印象を左右する大切なアイテム。もちろん選ぶ際には、耐候性や遮音性、耐火性、メンテナンス性などの性能面の検討も必要です。また、面積が大きいだけに、予算とのバランスも考慮しなければなりませんし、周辺の街並みや景観とのコーディネートも忘れてはならないポイントでしょう。

そんな外壁(装)材には、さまざまな素材があります。色もデザインも、価格も多種多様。どんな素材を選んだらいいのか、悩む方も多いのではないでしょうか? 今回は、すでに家づくりを終えた先輩達の調査データをご紹介しながら、外壁材選びのイマを見ていきましょう。

【出典】 「注文住宅と住宅設備に関する動向調査2006」リクルート「月刊ハウジング」調べ

人気の外壁材は窯業系サイディング

モダンなイメージのキューブ柄。鋼板製仕様の金属サイディング。金属サイディングはる一番 シンプルシリーズ21 メタリックシルバー 【松下電工】
外壁(装)材の素材には、サイディングやモルタル・塗り壁、タイルやALCなどがあります。それぞれに特徴があるので、デザインや性能、価格面などを比較検討して選ぶようにしましょう。

先輩達の外壁(装)材の選び方を見てみると、窯業系サイディングが36.4%とトップです。金属製サイディングと木質系サイディングを合わせると、49.3%と約半数の人がサイディングを選んでいるということに。工場生産品であるサイディングは、品質が均一なこと、比較的安価であることが大きな特徴の素材です。特に窯業系サイディングの場合、色やデザインのバリエーションも豊富ですし、新しい技術によって汚れに強く、手入れのしやすい商品なども開発され、性能も向上してきています。ハウスメーカー商品の標準仕様となっている場合も多く、身近な素材とも言えるでしょう。

シンプルでモダンな外観デザインの人気とともに、シャープなイメージの金属系サイディングも増えてきているようです。以前に比べ、カラーバリエーションも豊富になり、表面加工や塗装に工夫を凝らした商品も出てきています。

モルタル・塗り壁を選んだ人は18.3%。若干減少してきてはいますが、根強い人気がある素材です。塗り壁といっても、その種類は多種多様。同じ素材でも塗り方によってイメージは大きく変わります。最近では、環境や健康配慮、自然志向などから、自然素材である漆喰や珪藻土なども再認識されてきています。

■新居の外壁の素材
(上位7項目を抜粋 ※「わからない」9.4%、「その他」5.8%、「未記入」3.4%)


次ページでは、先輩達が選ぶ人気の色味をみていきましょう。
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