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間取りで変わる子ども部屋の快適性能

お部屋の模様替えシーズン到来です。特に子ども部屋は成長に合わせて必要な家具が変わり、模様替えする機会が多い部屋ですね。今回は子ども部屋の快適性を上げる間取りや家具配置のポイントを検証します。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

春は子ども部屋の模様替えシーズンです。上手に配置換えできるよう準備しましょう。
春は子ども部屋の模様替えシーズンです。上手に配置換えできるよう準備しましょう。
春先に進級・進学を控え、子ども部屋の模様替えを検討しているご家庭も多いのではないでしょうか。

ところが、イザ模様替えをしようとしても、意外と思うようにいかない!となることがままあります。子ども部屋の家具配置に大きく影響を与えるポイントは「窓とエアコンの位置」です。子ども部屋の模様替えの前に、窓・エアコン・家具の位置関係を再確認しておきましょう。

春休みはベストタイミング

春は家具を新規購入する方も多いですね。
春は家具を新規購入する方も多いですね。
もともと春休みは、新しい学年に進む前に古い教科書や持ち物を整理して、新学期から使用する新しい学用品や教材などを受け入れる準備をしなくてはなりません。それにプラスして、時には子どもの成長に合わせ勉強机や本棚、ベッド等の新しい家具を購入する時期でもあり、思い切って家具の配置を大きく変えることが必要になることもあるでしょう。

成長に伴いお子さんの生活実態と部屋の仕様がアンバランスになってきたな、と感じたら、ぜひ気候の良いこの春休みに、前年度の整理整頓を兼ねてお子さんと一緒に模様替えに取り掛かかりましょう。

 

安全で成長を助けてあげる環境に

比較的大きな模様替えをするきっかけは「新しい家具が増えた」という物理的な理由のほかに、「個室で勉強ができるようになった」、「一人で就寝が可能になった」など子どもの成長によるもの、また「兄弟が増えた」「性別の異なる子ども同士の部屋を分ける」といった家族の事情によるものなどいろいろことが考えられます。いずれにしろ子どもの居場所として安全で、成長を助けてあげられるような環境作りを心がけたいものです。

子ども部屋の模様替えで気をつけたいこと

子ども部屋の模様替えをする時に気を付けたいことは、窓とエアコンの位置です。一般的に部屋には窓がたくさんついている方が明るく風通しもよい「良い部屋」とされますが、実はそんな部屋ほど家具配置がうまくいかなかったりするものです。

部屋についている窓が、腰のあたりから上についている「腰窓」であれば、窓の手前に背の低い家具を置くことが可能です。バルコニーに面した「掃き出し窓」は、出入りするために前面にスペースが必要でもちろん家具も置けません。

 

落とし穴はエアコンの吹き出し口

そしてもっと要注意なのは「エアコン」です。エアコンは壁の上部についていることが多く、その下に家具を置けると思いがちですが、吹き出し口から出る風が直接当たるため、長い間そこに「いる」ことが想定される机やベッドは置けません。特に春先の模様替えではエアコンを止めている時期でもあり、夏や冬になってエアコンを使用し始めてようやく「失敗した……」と気がつくこともあります。ぜひ最初から「エアコン」と家具との関係をよく検討しておくようにしましょう。

それでは次のページでは具体的な間取りと家具を想定して子ども部屋の家具配置例を検証してみましょう。
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