思いがけない工事費用？

家づくりの費用は本体工事、別途工事、諸経費の３本から成り立ちます。家づくりの費用＝本体工事費と思っていたら実は大間違いなのです。「ウチは予算が厳しいので別途工事は無しにします。」と言うわけにはいきません。えっと思われるかもしれませんが、別途工事の中でガス工事や水道負担金などはどうしても発生するものなのです。しかも工務店は管轄上勝手に見積もりを出すことができないため、依頼主がある程度の知識を持っていないと後で大変なことになります。
　
このような点を踏まえて思いがけない工事費用が発生する箇所をピックアップしてみました。

同じ場所に立て替えるのであれば水はけが悪かったとかなんとなく湿気が感じられるとかわかりますが、新たに土地を求めて新築される時は敷地の状況はわかりずらいものがあります。こんな時はぜひ地盤調査をおすすめします。簡易なもので７万円以内、載荷試験で20万円位かかります。とても不安を感じた場合は後者の方を行うことです。土の中は誰にも予想はつきません。なんとなくこうだろうはやめましょう。

又、敷地の途中に電柱が立っていて、立て替えにあたりプラン上具合の悪い位置にくることがあります。
例えば出窓の真中、玄関：勝手口のすぐ近く、カーボードの前にきてしまうことです。こういった場合電力会社に連絡すれば移設は可能です。しかし１本当たり10万～15万円位かかります。

次に給排水工事についてですが、一般住宅の口径は13mmが多いです。これは蛇口の数を７つ／一軒としてです。最近の水廻りは非常に数も増え、不足することも考えられます。そうであれば20mmの口径にしておくことです。そうすると当然水道負担金はその差額分を納めることになります。

隣家との境界も新築時にあわせてきちんとしているかどうか確かめておく必要があります。曖昧であれば一緒に工事をしたいものです。臨界のブロックやフェンスも全体のバランスを考えないといけません。意外と費用がかかる箇所です。

追加工事、変更工事は設計者、工務店と話し合いながら順次進めていきますので、納得して工事を進めることができるのですか、やはり予想外の事や図面の中になかった事柄がでてきます。予想外の出費は工事終了頃にわかる事が多いのでさらに頭の痛い所です。できる限り工事着工時前に調べていただき予算内に収めたいものです。いくらかは予備費を計上して使わなかった時はカーテンその他のインテリアにまわしても良いでしょう。