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話題の天然塗料 柿渋工場を見学してきました!

日本で古くから使われている柿渋。ここ数年でその天然素材ならではの風合いと安全性が非常に見直されてきています。詳しくはこちらで!

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

話題の天然塗料
 柿渋工場(京都)を見学してきました!


シックハウスの原因には様々な理由が挙げられますが、中でも塗料の選択はシックハウス防止に極めて重要な項目のひとつです。

現代社会ではあまりにも偏りすぎた化学製品から天然材料を原料とした自然製品への変換が求められています。そういった中でこの「柿渋」も注目されています。

そんな話題の天然塗料「柿渋」の製造工場、株式会社三桝嘉七商店(みますかひちしょうてん)の見学をしてきました。
▽工場全景
工場全景
柿渋は古くから酒、醤油のしぼり袋、布・糸・和紙加工、木工など材料の補強・防虫・防腐に優れ、素材にハリを持たせて丈夫にする効果を目的に使用されていました。

独特の褐色は渋色と呼ばれる古代色でまさにアースカラーです。褐色の色幅も濃淡があり、インテリアの雰囲気によって使い分けることができます。三桝嘉七商店では今年から生渋(きしぶ)といって、通常の柿渋よりも透明感があってクリアな仕上げもできる商品を開発し販売しているそうです。和風のイメージがある柿渋塗料ですが、これにより洋の感じにも表現できるようになりました。
柿渋は健康食品にも使われているものですから、安全で安心なのは間違いありません。
天王柿 ←柿渋の原料
天王柿
びっくりしたのは一般的な液体の他に顆粒タイプの柿渋があることです。これは水道水で簡単に柿渋の原液にもどすことができます。
液体・顆粒タイプ共価格もそれほど高くはなく、1リットルあたり1500円で、この量で約10平米くらいを塗ることができるそうです。

これなら家庭でも簡単に柿渋塗料をためしてみることができそうです。

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