注文住宅関連情報

更新日:2003年07月03日

森林資源循環フォーラムから わが町の森が学校になった

私が工事監理しました小学校で「森林資源循環フォーラム」が開催されました。とても大きな反響があり、たくさんの問い合わせ・ご意見をいただきました。うれしい限りです!


わが国の林業は活気を失い、十分には手が入らず荒れる森が増えています。森林の国でありながら住宅の8割は外材が使用され、国産材はたった2割しか使われていません。その理由は、一概に国産材が高いからだとは言い切れません。木材価格は50年ものが山元で1本1500円です。一方、パンフレットやチラシには健康住宅、自然のすまいなど、木の写真を多く用いていることがしばしばである。しかし、その木がどこで育ったものであるかについては、あまり触れられていません。木材費が住宅の工事費に占める割合はたったの2割に過ぎず、外材であろうと国産材であろうと、その金額の差はさほど大きくはならないでしょう。国産の森林資源をもっと活用してうまく循環の環を作り上げることは、林業を振興させ、森の再生を通じて地球温暖化防止など環境に大きく貢献できます。

この小学校の仕事を通じて、
地域材の利用は人と森との関係をもう一度作り直すことであり、かつて多様なつながりがあった山と都会の関係を再構築することにつながることである。」と感じました。

家を建てようとする消費者はもちろん、工務店や設計士の認識が深まり、一般のすまいにもっと国産材を利用していただければ、環境にも貢献でき、森も美しさを取り戻し、おいしい水も飲めるという循環が確立するのです。

動脈硬化を起こしている林業をもっとPRし、消費者の力を借りてその流れを広げていきたいと考えています。




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佐川 旭

住宅だけでなく、公共建築や街づくりまで手がけるベテラン建築家。

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